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日本百名城

No. 9 久保田城(くぼたじょう)
別 名 矢留城
城地種類 平山城
築城年代 慶長八年(1603)
築城者 佐竹義宣
主要城主 佐竹氏
文化財・史跡 市指定文化財1件
 天守の現況
関連施設  秋田市立佐竹史料館、御物頭御番所
所在地(訪城日) 秋田県秋田市(2017/09/19)


久保田城址案内図(上図を右に90度回転))
 久保田城は、佐竹氏12代の居城で、神明山の丘陵に築かれた平城である。石垣がほとんどなく堀と土塁を巡らした城で、天守閣は造らなかった。幾度となく火災に見舞われその都度再建し明治まで残ったが、明治13年(1880)の火災により大部分の建物は焼失した。


黒門跡
 大手門通りから唐金橋跡に入り、黒門跡へと続く。当時はこの黒門が正式な登城口であった。黒門を抜け二ノ丸を経て本丸へと至る。


長坂門跡
  二ノ丸から本丸へ続くのがこの長坂門であり、「二ノ門」とも呼ばれていた。この長坂という名称は長い石段「長坂」にちなんでいるとのこと。


御物頭御番所
  久保田城内唯一の遺構。久保田城内の二ノ門(長坂門)の開閉管理と城下の警備、火災の消火根度を担当していた物頭の詰所。


久保田城本丸の正門(一ノ門)
  この門は、絵図などの文献資料や発掘調査の成果をもとに再建(2001年)、構造は木造2階建て瓦葺きの櫓門で、二十万五千八百石の正門にふさわしい壮大なものである。


久保田城本丸の正門内より


本丸跡

八幡秋田神社
当時は政務所や藩主の住居である本丸御殿などがあった。 秋田藩初代藩主・佐竹義宣をまつるため、建てられた神社。


御隅櫓
  久保田城内には八つの御隅櫓が建っていたが、市制百周年を記念して御隅櫓が復元された。本丸北西隅に位置し見張りと武器庫の役割を持った。御隅櫓は1989年に三重四階の模擬櫓(本来の姿は二重櫓だが展望室を設置)として復元された。


胡月池
  この池には大賀ハスが植えられている。大賀一郎博士が1951年に千葉市検見川の泥炭層下の青泥層から、約2000年前のハスの種を発掘、発芽に成功させたものとのこと。

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