王子駅周辺の紅葉と文化・歴史を巡る

シリーズ  駅からハイキング  前   
コース名  2016年11月10日(木): 11//04〜11/13
歩行日:期間  2016年11月10日(木): 11//04〜11/13
起点駅  JR 京浜東北線 王子駅〜上中里駅
歩行距離・時間  6Km :  1時間30分

@:ベーカリー明治堂

 明治22年創業の老舗パン屋。当時、東京のパン屋は約10軒。160種類のパンを販売、種類の豊富さとオリジナルパンのアイデアが定評。種類をより多く、焼く個数を少なくするので売り切れてしまうパンも多いそうだ。
A:装束稲荷神社
  関東八ヶ国の稲荷の使いが、王子稲荷神社参拝の前に当時この場所にあった榎の下で装束を着替えたと伝わる。狐達が灯す狐火の多少によって、地元の人々は翌年の田畑の豊凶を占ったという。歌川広重はこの様子を「名所江戸百景」において「王子装束ゑの木大晦日の狐火」に描いている。狐の行列は今では大晦日の行事となっている。

明治堂

装束稲荷神社

北とぴあ入口
B:北とぴあ展望ロビー

 東京都北区の産業と文化の拠点「北とぴあ」自慢の展望スポット。最上階・17階の望ロビーには三方に窓があり、関東平野の眺めは抜群。眼下の飛鳥山公園から東京スカイツリー、さいたま新都心、秩父連山、赤城山、筑波の峰などが見え、王子駅側の窓からは新幹線が。晴れた日には富士山がはっきりと見える、北区自慢の展望スポット。

展望ロビー

展望ロビーからの展望(右より:飛鳥公園、新幹線、スカイツリー)
C:王子稲荷神社

  創祀年代は不詳だが平安中期、源頼義が奥州追討の祈願に訪れ深く当社を信仰し「関東稲荷総司」と崇め、広く知られる神社に。「願掛けの石」は人気のパワースポット。また、落語「王子の狐」の舞台でもある。

王子神社鳥居

王子神社拝殿

願掛けの石

名主の滝公園入口
D:名主の滝公園

  王子村の名主・畑野孫八が江戸末期に造った庭園。屋敷内に滝を開き、茶を栽培し一般の人々が利用出来るようにしたのが始まりで、名称もそれに由来している。園内には、男滝・女滝・独鈷の滝・湧玉の滝の4つの滝がある。

名主の滝公園

名主の滝公園:男滝
E:北区立中央図書館(赤レンガ図書館)
 大正八年(1919)築。中央公園内の赤レンガ倉庫を改装・増築し平成20年(2008)に移転・オープン。赤レンガ倉庫部分は休憩所とカフェに。
○:赤羽台第3号古墳石室
  北区赤羽台の「赤羽台古墳群」で確認された15基の円墳の中の1基「赤羽台第3号古墳」の石室を、中央公園内に移設保存したものである。
 「赤羽台古墳群」では、5基の古墳で埋葬施設が確認されている。この3号墳は、東方向に開口する全長4.1mの横穴式石室で、側壁も下部を残すのみで天井石も失われていたが、床面は良好に残されていた。石室側壁には「房州石」が用いられていて、石室内からは多くの遺物が出土したそうだ。また他に4号墳、5号墳、6号墳、7号墳の石室が確認されており、4号墳からは古墳群中唯一埴輪が出土しているとのこと。

赤レンガ図書館

赤レンガ図書館

赤羽台第3号古墳石室

石神井川沿いの金剛寺
F:金剛寺

 この付近一帯は、徳川八代将軍吉宗の命によりカエデが植樹され、金剛寺も「紅葉寺」として今も親しまれている。また、源頼朝が伊豆で挙兵した後、隅田川を渡って武蔵国へ攻め入るときに、金剛寺あたりに陣を張ったといわれている。頼朝が信仰し、江戸時代も広く信仰の対象となった松橋弁天が安置されている。また、本尊の不動明王像は弘法大師自らの作という言い伝えがある。境内には冨士講の先達として活躍した安藤冨五郎の顕彰碑もある。

金剛寺山門

金剛寺本殿
G:醸造試験所跡地公園
 旧大蔵省(現・財務省)が類醸造の試験と講習を行う醸造試験場の一部に広がる公園。平成26年に重要文化財に指定される。

○:飛鳥山公園
  飛鳥山公園は、東京都北区にある区立公園。東京都内の桜の名所の一つ。 江戸享保期に行楽地として整備され、明治6年には上野公園などと共に日本最初の公園に指定された。この地を桜の名所に仕立て上げたのは、八代将軍徳川吉宗。約300年前、吉宗が享保の改革の施策のひとつとして、江戸っ子たちの行楽の地とするため、桜の名所にしたそうだ。

赤レンガ醸造工場

飛鳥山公園

飛鳥山公園 平和の女神像

紙の博物館受付
H:紙の博物館
 洋紙発祥の地として知られる王子。紙の資料を幅広く収集・保存・展示する世界有数の総合博物館として昭和25年に誕生。

I:飛鳥山博物館
 洋紙発祥の地として知られる王子。紙の資料を幅広く収集・保存・展示する世界有数の総合博物館として昭和25年に誕生。

紙の博物館第一展示室

飛鳥山博物館
J:渋沢史料館・青淵文庫・晩香廬

  昭和57年開館。渋沢栄一の活動を広く紹介。喜寿の祝で贈られた洋風茶室の晩香廬や傘寿と子爵への昇格の祝で寄贈された青淵文庫も内部公開されている。

渋沢史料館

青淵文庫

晩香廬

平塚亭
K:平塚亭
  平塚神社の参道入口の和賀氏処。内田康夫氏の人気小説『浅見光彦シリーズ』に登場し、全国からファンが訪れる。

L:平塚神社
  八幡太郎源義家公と二人の弟を祀る。元永年中(1118〜1119) 創建。拝殿の裏に源義家公の鎧が埋められた甲冑塚がある。ご神体のため一般には非公開であるが、北区によって「甲冑塚古墳」として登録されている。境内社には菅原神社、稲荷神社、石室神社がある。

平塚神社

平塚神社境内社
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