巨樹・老樹巡り

多和目の鹿子木
たわめのかごのき

種 類 カゴノキ 樹齢 800年 幹周 4.7m 樹高 15m
指 定 坂戸市指定天然記念物  s59(1984)指定 訪問日 2012/12/19
所在地 埼玉県坂戸市多和目384 天神社
交 通 東武越生線 西大家駅 南西1600m
問合せ 社会教育課 文化財保護担当 tel:049-283-1331
GPS N:35°55′22.4″ E:139°20′35.1″ その他 アクセスカウンター
メ モ  この木は、昭和59年に埼玉大学 永野教授(植物学)によって「鹿子木」と鑑定されるまで《なんじゃもんじゃの木》と呼ばれていた。むかしから《なんじゃもんじゃ》と呼ばれている樹木は各地に存在している。見慣れない巨木や珍木に対し地元の人々が付けた愛称であり、特定の植物名ではない。ヒトツバタゴを指すことが多いがボダイジュやカゴノキなど様々である。ちなみに《なんじゃもんじゃ》とは「何じょう物じゃ(なんというものか)」の意味だそうだ。元祖なんじゃもんじゃは、千葉県神崎町 神崎神社のクスノキと言われている。他に明治神宮のヒトツバタゴや筑波山のアブラチャンなどが《なんじゃもんじゃの木》として知られている。また、逗子市 神武寺のなんじゃもんじゃは、ホルトノキである。
 カゴノキは、クスノキ科に属する雌雄別株の常緑喬木で、暖地性の樹木である。樹皮は淡褐色を帯びなめらかであるが、円形に点々と薄片状に剥がれ落ちこの部分に白い木肌が現れ鹿の子の斑点模様に見える。和名はこの樹皮の模様による。