シリーズ |
日本百名山 前 後 |
山 名 |
八経ヶ岳(大峰山) |
山行日 |
2009年5月27日 |
交 通 |
鉄道、レンタカー |
参加者 |
3名 |
歩行時間 |
6時間50分(全休憩含む) |
コース |
登山口⇔奥駈道出合⇔弁天の森⇔聖宝宿跡⇔弥山小屋⇔八経ヶ岳 |
大峰山は紀伊半島の中央部、奈良県の吉野山から和歌山県の熊野本宮を結ぶ南北に伸びた山脈の総称である。 |
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八経ヶ岳山頂 |
大峰山といえば、宗教的に山上ヶ岳を指すが、その最高峰は八経ヶ岳である。八経ヶ岳は、大峰山脈の中心部に位置し、その主稜線は奥駈道とよばれる修験者の道、日本最古1300年の歴史を刻む信仰の山域である。
2002年に国の史跡「大峯奥駈道」として指定され、2004年にはユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の一部ともなった。 |
13年前、天川村川合から弥山小屋に泊まり、八経ヶ岳・国見岳・大普賢岳・山上ヶ岳を巡り洞川温泉へとひと回りした。今回は、日本百名山完登まであと数座の山仲間のリクエスト、八経ヶ岳までもっとも楽なコースを選択する。
前夜泊まった民宿「あおば」からレンタカーで約20分、行者還トンネルの西登山口に着いた。トンネル手前に十分な駐車スペースがある。
行者還:ぎょうじゃがえり |
行者還トンネル西駐車場 |
登山口 |
簡易な木橋の袂に「行者還-弥山登山コース」の道標が立っている。この登山口から5分ほど行き再び木橋を渡ると樹林帯の急坂となる。満開のヤマツツジ、しばらくするとシャクナゲの花盛り、やがて白い花をいっぱいに咲かせるシロヤシオの群生地となると稜線は直ぐだ。 |
木橋を渡ると樹林帯の急登となる |
満開のヤマツツジ) |
稜線に出るとそこは、吉野山と熊野本宮の170Kmを結ぶ「大峯奥駈道」である。出合に出ると急登から解放され以後、しばらくアップダウンの少ない快適な遊歩道的登山路となる。 |
奥駈道出合 |
満開のシロヤシオ群生地 |
奥駈道はしばらく満開のシロヤシオのトンネルが続く、これを抜けると三角点のある“弁天の森”、植生がブナの原生林へと変わり、等身大の理源大師像が安置されている55番行場の“聖宝宿”跡に出る。 |
弁天の森 |
“聖宝宿”跡の理源大師像 |
快適な道は“聖宝宿”まで、ここからは“聖宝八丁”と呼ばれる階段交じりの急坂、標高差は320mもある。振り返ると樹林越に延々と連なる大峰山脈の山々が望める。辛い登りをこなしようやく弥山小屋の建つ台地に着く。 |
“聖宝八丁”の急坂を振り返る |
樹間に望む大峰山脈 |
弥山小屋 |
弥山小屋付近から望む八経ヶ岳 |
小屋を後にし、鹿の食害と思われる立ち枯れの林を経て10分ほど行くと国指定天然記念物の天女の花オオヤマレンゲの鹿除け柵が設けられている。扉を開け中に入ると、サンカヨウが咲き乱れていた。 |
立ち枯れの木々の中を行く |
鹿の食害防止柵 |
鞍部から登り返して二等三角点が設置された八経ヶ岳山頂に着く。標高1915m、近畿地方最高峰であるが、ガスで展望はない。ひと休みして弥山小屋まで戻り、弥山山頂の弥山神社を参り往路を戻った。 |
八経ヶ岳山頂 |
下山路、弥山手前 |
弥山神社 |
1996/11/1-4 大峰山(八経ヶ岳〜山上ヶ岳)山行記
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場所 |
時刻 |
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場所 |
時刻 |
登山口 |
07:05 |
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八経ヶ岳 |
10:10 |
奥駈道出合 |
08:00 |
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弥山神社 |
11:00 |
聖宝宿跡 |
08:50 |
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弁天の森 |
12:35 |
弥山小屋 |
09:45 |
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登山口 |
13:55 |
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