行 程 | |||
場 所 | 着時刻 | 発時刻 | |
中の湯温泉 | − | 8:04 | |
旧R158横断 | 8:14 | − | |
卜伝の湯路合流 | 9:46 | 10:00 | |
火口壁 | 10:42 | − | |
焼岳山頂 | 10:50 | 10:56 | |
中の湯温泉分岐 | 11:38 | − | |
卜伝の湯 | 13:00 | − |
【焼岳】中の湯温泉コースを登り、洞窟風呂へ下る
山 名 | 焼岳(やけだけ) | |
山行日 | 2003年8月31日 | |
同行者 | OAA 山の仲間 | |
天 候 | 雨/曇り | |
歩行時間 | 4時間55分(休憩含む) | |
コース | 中の湯温泉→合流点→焼岳→合流点→りんどう平→卜伝の湯(洞窟風呂) |
登山口向側の駐車スペース
焼岳山頂(この直後、大粒雨)
新築移転した中の湯温泉の露天風呂から、吊尾根を挟んで前穂、奥穂がよく見えるのだが、今朝は絶え間なく降り続く雨にその片鱗すら見えない。早朝、洗い桶を雨笠代わりにかぶって露天風呂につかりながら、焼岳に登るか否か迷いに迷う。私を含め、既に焼岳に登っている人が大部分、早々に待機を決めた人も多いようだ。
下堀沢右岸を行く
中の湯、洞窟風呂の分岐を少し下ったりんどう平でひと休みした後、滑りやすい急坂を洞窟風呂まで一気に下る。温泉の凝固作用で自然にできたという洞窟風呂は野趣溢れ、今日の山歩きをいっそう想い出深いものにしてくれた。
中の湯温泉 | tel:0263-95-2407 12:00-17:00 ¥500 焼岳の登山口として利用されてきた山の宿だが、安房トンネルの工事に伴い梓川沿いの場所から山の上に移転。秘湯の湯に相応しくない近代的設備を持つ旅館。午後になるとザックやピッケルを持った登山客が汗を流しに立ち寄る。露天風呂から穂高岳が見える。 |
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卜伝の湯 (洞窟風呂) |
tel:中の湯温泉と同じ 8:00-18:00 \700(中の湯温泉宿泊者は無料) 中の湯温泉旅館所有の洞窟温泉。入口扉の直ぐ後ろの脱衣所から階段を下り洞窟内へ、昼間でも暗く、電灯も輝度を抑えているので良い雰囲気である。温泉の凝固作用により自然にできた洞窟の中に湯が満たされいる。源泉100%の掛け流し。含鉄泉で赤銅色の成分が堆積している秘湯感たっぷりの温泉。 |
5年前は上高地側から往復したのだが、頂上付近は濃いガスの中。今日も展望は絶望だが、4年前開通した新中の湯ルートからの登山。また個人的に来る日に備え、登ることにした。
卜伝の湯(洞窟風呂)入口
洞窟内の岩湯舟(含鉄泉)
よく整備された樹林帯の路は風もなく、傘を差しながらでも苦にはならない。雨具はズボンだけ、Tシャツ一枚で登るのでほとんど汗もかかない。雨に濡れ緑が映える森の中の散策は決して悪いものではない。
卜伝の湯(洞窟風呂)からの路を併せるとほどなく森林限界。深く削られた下堀沢を右に見て高度を上げる。雨は止み、左側のササの斜面から吹き降ろす風が火照った身体に気持ちよい。
岩ゴロの路をジグザグに急登し火口壁に出るとものすごい風。急いでヤッケ代わりに雨具を着た。硫黄臭はするし、手に触れる岩は生暖か、さすがは北アルプス唯一の活火山、少々の緊張を強いられる。
コルから左は白ペンキで×印が記されている。立ち入り禁止の南峰への路だ。右に回り込み数分で、上り下りのハイカーで賑わう上高地からの路と合流する。そこからほんの数分で山頂。
上高地コースとの合流点付近
近くに倒れていた山頂標柱を他のパーティーと一緒になって、岩を積み上げ固定。記念写真を撮ったとたん“バラバラバラ”パチンコ玉をぶちまけたような大粒の雨に大急ぎで下山にかかる。
岩を積み上げ山頂標柱固定(雨は止んでいる)
renew:2013/09/04
中の湯温泉から望む奥穂〜前穂(前日撮影)