【焼岳】静岡OAA会報より抜粋

会報No.  124
山 名  焼岳
山行日  1998年6月20日(前夜発)
シリーズ名  日本百名山山行
報告者(文)  新浪瑛子さん
HP管理人  参加
宿泊  平湯温泉 平湯館 

 6月19日夜、交わす言葉は「雨の中御苦労様です」と、喜々とした声でバスに乗る人達。夜立ち車中泊でまずは上高地へ。

 20日朝6時、朝食もそこそこに散策組と別れて雨上りの梓川沿いに、少し肌寒いが焼岳目指して気持ち良いスタート。OAAにしてはスローペースでこれなら私でもと歩を重ねる。焼岳はガスで見えませんでしたがだんだん霧が上がってくる。風も出てきてちょっと冷たいと思う頃焼岳小屋。身づくろい、腹ごしらえをして頂上を目指す。九合目辺りから風が強くなりよろめくこと数度、しかしガスの合間に見える山々の緑の美しさに元気づけられ頂上にたどり着く。それにしても寒く、硫黄の臭いが鼻をつき、長居は無用とばかり記念写真を撮って下山する。

焼岳山頂

下山頂上付近

下山路

焼岳小屋

 途中“焼小屋”の標識を見て「この上に○(マル)を付けて」と誰かが言ったものだから不謹慎ながら大笑い。大部下ったところで陽が差し暑くなってきた。もう30分頂上に居ればガスも上がって眺望も良かったのでは、と思うと少し残念だった。しかしのんびりと花の名前を教わりながらの下山も又楽しい。上高地に下山する頃には焼岳がきれいに眺めました。

 田代池から大正池へと回わる。バスと落合う時間には間があり、景色を眺めながらビールを飲んだりレストランでジュース等でのどを潤おしている。バスに乗り込み、開通したばかりの安房トンネルを通ると平湯温泉には30分ほど、その先の平湯大滝を見物して今日の宿・平湯館到着の早いこと。
 早速大さな露天風呂で汗を流すとリーダー達の部屋で酒盛りが始まった。今夜はW杯サッカークロアチア戦、勝敗のトトカルチョに賭ける人も賭けない人もいろいろの楽しみ方があるものです。ただ男性はサッカーがテレビ放映される頃には酔眠中、見た人いたのかしら。残念ながら又もや日本の敗け、それぞれの思いの中眠りにつく。

大正池越の焼岳

立ち寄り温泉情報                                          アクセスカウンター
 ト伝の湯 tel:0263-95-2407 8:00-18:00 \500(1hr)  温泉の凝固作用でできた洞窟風呂。鉄分が多く切り傷,疲労回復に効果。初代継太郎翁が剣豪・塚原ト伝と宮本武蔵との鍋釜試合の一説より命名。
 上高地温泉ホテル tel:0263-25-8388  12:30-15:30 \600   ラジウムを豊富に含んだカルシウム泉。透明な湯に手足を伸ばせば、登山の疲れもお湯の中に溶け出す。お立寄りのお客様も、たっぷりと温泉をお楽しみ下さい、とのこと。
 坂巻温泉旅館 tel:0263-95-2453 9:00-16:00 \500   上高地の入口、梓川の渓谷沿いに位置し、美しい谷あいの四季を楽しみながらゆっくりくつろぐ硫黄泉の温泉。「子宝の湯」としても知られている。
 新穂高温泉
新穂高の湯
tel:0578-9-2458  8:00-21:00 \寸志  蒲田川の旧中尾橋のたもとにある直径10mの公共混浴無人露天風呂。渓流や自然を身近に感じながらゆったりと入れる。女性は水着の着用可能。中尾高原バス停から徒歩1分。

上高地バスターミナル6:04→6:20西穂高岳分岐→8:20焼岳小屋→9:48焼岳山頂10:11→12:00四合目→12:31林道出合

コースタイム:

更新日:2013/08/10