【山名】タイトル
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雌阿寒岳は、阿寒の活火山で標高1,499m。日本百名山に選定されている。阿寒の名を冠する山は他に二座あり、雌阿寒岳の近くに阿寒富士(1,476m)、少し離れて雄阿寒岳(1,371m)がある。何れも火山である。 登山家の深田久弥が訪れた1959年や、わが山行の翌年1998年に小規模な噴火を起こし、周辺では降灰が観測され、登山の禁止と解除が繰り返されている。最近では、2006年3月21日に小規模噴火を起こした。深田久弥は雌阿寒岳、雄阿寒岳の両方に登るつもりであったが登山禁止のため雄阿寒岳で我慢したそうだ。 |
オンネトー越の雌阿寒岳(左)と阿寒富士(右) |
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オンネトー登山口 |
オンネトー湖畔の登山口からアカエゾマツ、トドマツに覆われた森の中の急なジグザグの上り坂を登って行く。薄暗い森の道端には色鮮やかなキノコが生え、雨などで土砂が洗い流されトドマツなどの根が剥き出しになっている。 ハイマツ帯の六合目付近で慌ただしく昼食をとる。ハイマツ帯を抜け八合目付近からは、火口からの白い噴煙が見える。溶岩の黒い山である阿寒富士への道を右に分け、溶岩が砕けた砂礫地を登り雌阿寒岳に向かう。 |
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剥き出しになった木の根 |
六合目 |
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草木が生えていない火山礫の山肌は、雨による侵食の爪痕が幾筋も走っている。火口壁の上に出ると霧の切れ間から火口近くの青沼が見下ろせる。白い噴煙、硫黄の匂いと活火山の迫力十分である。 | 青沼 |
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雌阿寒岳山頂 |
雌阿寒岳の山頂は広く開けた砂礫の広場、霧で展望はいまいち、20分ほどで山頂を後にする。 下山は雌阿寒温泉を目指す。火山礫の稜線を下りハイマツ帯を抜けるとアカエゾマツの純林を経て下山口にたどり着く。 |
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火山礫地の下山路 |
五合目(下山路) |
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雌阿寒温泉下山口 |
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