18番神門寺から19番龍石寺までは江戸巡礼古道がかなり残されている。
最初の訪問時には、古道に気づかず車道を適当に歩いて龍石寺へたどり着いた。
再訪は、大野原駅から神門寺に行きこれを起点とし江戸巡礼古道を辿ることにした。
神門寺は車の往来が激しい国道140号線に面している。寺前の横断歩道を渡ったすぐ先が江戸巡礼古道。
車が通れないほどの細い道を行き、踏切を渡るとほどなく大きな古民家の建つ車道に出る。
以後、街中の要所要所に置かれた道しるべ石や板、道標に導かれ龍石寺に迷うことなくたどり着いた。
この札所は、大きな一面の岩盤上に建てられている。
昭和48年(1973)の修復時に宝永二年(1705)の墨書が発見され歴史の古さを伝えている。
堂内には、冥途の恐怖を強調する閻魔や十王像などが祀られまた、
三途の川の脱衣婆をまつる三途婆堂もあり、仏教の暗い一面をみせている札所でもある。
このお寺は無住だがご朱印は頂ける。龍石寺に誰もいないときは近在の「宗福寺」で頂けるとのこと。
参詣日:2013/04/04
再訪日:2015/03/20
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神門寺〜龍石寺 歩25分:地図帖 秩父札所道案内より |
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神門寺前の国道140号横断歩道の先が江戸巡礼古道 |
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秩父鉄道の踏切を渡る江戸巡礼古道 |
![]() 道標 |
![]() 車行止り(歩行者のみ)案内板 |
![]() 道しるべ石(左) |
![]() 板切れの道標(中央下) |
19番札所 龍石寺
六地蔵が出迎えてくれる
観音堂
三途婆堂
龍石寺を出て回り込むと観音堂が岩盤の上に建っているのが分かる