道路を隔て四萬部寺の隣に江戸時代創業の門前宿《旅籠一番》がある。
旅籠前を行く古道には、元禄・宝永年間に建てられた《道しるべ石》が目につく。
山間に向かう曲がりくねった古道に苔むした石塔、巡礼姿がよく似合っている。
小さなお堂からしばらく行くと、真福寺まで延々と続く上り坂、汗が噴き出る。
真福寺は、長享二年(1488)の秩父札所番付にはなく札所は三十三ヶ所であった。
天文年間(1532〜1555)の初期に真福寺が加えられ日本百観音霊場が成立した。
参詣日:2014/05/02, 2013/03/17
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四萬部寺〜真福寺 コースタイム 45分:地図帖 秩父札所道案内より |
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旅籠一番 |
山間に向かう巡礼古道 |
道しるべ石:“右順礼みち” と刻まれている |
お堂の左が2番札所への巡礼古道:お堂の左下にも《道しるべ石》 |
遍路姿が似合う巡礼古道 |