那智の樟
なちのくすのき

種 類 クスノキ 樹齢 800年 幹周 8.5m 樹高 27m
指 定  和歌山県指定天然記念物(1958年) 訪問日 2014/01/17
所在地  和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山 1 熊野那智大社
交 通  JR紀勢本線 紀伊勝浦駅より那智山行バス終点
問合せ  熊野那智大社 tel:0735-55-0321
GPS N:33°40′07.5″ E:135°53′24.7″ その他 map      
メ モ  熊野那智大社は、神武天皇東征の折、熊野の地に上陸し大和の国に入る前に那智の滝に大己貴神をお祀りしその後、仁徳天皇五年(317) に那智の滝から現在地に社殿を移し、夫須美大神をお祀りしたのが起源といわれている。
 平安末期に平重盛が社殿を造営したが、織田信長によって焼き討ちされた。現社殿は、豊臣秀吉によって再興されたもので、享保(1716〜1735年)、嘉永(1848〜1853年)の大改修、昭和十年(1935) の修復をへて平成七年(1995) 国の重要文化財に指定された。
 御神木のクスノキは、熊野那智大社の拝殿脇に立っている。平安末期の武将、平重盛が植えたと伝えられており樹齢は800年。根元に大きな空洞があり、願い事を書いた護摩木を手に持ち、この空洞をくぐって出口で納める「樟霊社の胎内くぐり」ができる。

樟霊社の胎内くぐり入口 熊野那智大社本殿