巨樹・老樹巡り

新宿日枝神社の銀杏
にいじゅくひえじんじゃのいちょう

種 類 イチョウ 樹齢 幹周 3.3m 樹高 19.5m
指 定 葛飾区天然記念物 s58(1983)指定 訪問日 2012/12/06
所在地 東京都葛飾区新宿 2-1-17
交 通 JR常磐線 亀有駅 南東1200m
問合せ 葛飾区教育資料館 tel:03-3607-5569
GPS N:35°45′34.4″ E:139°51′24.9″ その他 map      
メ モ  「新宿」は「にいじゅく」と読む。戦国時代小田原に本拠をもつ後北条氏によって対岸の葛西城の町場として、新しく整備された宿である。この地は、常陸以北と下総への分岐点でもあり、河川交通とも交わる交通の要衝として栄えた。江戸時代には、古街道が水戸佐倉道として整備され、「新宿」は「千住宿」と「松戸宿」の繋ぎの宿として位置付けられた。
 亀有駅から南へ1Kmほど行くと旧水戸街道との交差点、これを左に曲が少し行くと《一里塚跡》日本橋から3里の位置だ。中川を渡り南にしばらく行くと日枝神社に行き着く。
 新宿日枝神社は、永禄二年(1559) 頃に創建したものと推定される。江戸時代には新宿町の鎮守であった。もとはもう少し西方にあったが享保十四年(1729)中川開削工事に伴い現在地に移転したそうだ。このイチョウは雌株で移転後の植栽と言われている。拝殿の裏側と中川の土手に挟まれた狭い空間、きわめて写真に撮り難い場所に立っている。