巨樹・老樹巡り


金蓮院の羅漢槇
こんれんいんのらかんまき

種 類 ラカンマキ 樹齢 450年 幹周 3m 樹高 10m
指 定 葛飾区天然記念物 s58(1983)指定 訪問日 2012/12/06
所在地 東京都葛飾区東金町 3-23-13 金蓮院 tel:03-3600-2610
交 通 JR常磐線 金町駅 北東500m
問合せ 葛飾区教育資料館 tel:03-3607-5569
GPS N:35°46′19.5″ E:139°52′29.2″ その他 map      
メ モ  真言宗豊山派の金蓮院は、永正年間(1504-20)の創建。旧門末30余ヵ寺をもった本寺格の寺院で、天正19年(1591)徳川家から10石の御朱印を拝領している。水戸徳川家の祈願所でもあった。
 羅漢槇は、山門をくぐってすぐ左側、本堂の前に鎮座している。幹周り3m、樹齢450年の主幹は、薄らと苔むし風格ある造形を醸しだしている。この羅漢槇は、文政十二年(1829)の紀行文《十方庵遊歴雑記》に「又傍らに槙の大樹あり。太さ三尺四寸廻りもあらんか、樹の高さ凡そ二丈余り、葉のかたち尋常に在らず。・・・・・・枝振り又天然なり云々」と記され、古くからよく知られた銘木であった。幹径、樹高は今とさほど変わらず、180年前の人々も今と同じような樹形を目にしていたのだろうとの思いを巡らせた。