巨樹・老樹巡り



雄木:戦災の疵痕は少ないが壁際で窮屈そう

雌木:戦災で上部焼失

天祖神社の夫婦公孫樹
てんそじんじゃのめおといちょう

種 類 イチョウ 樹齢 600年 幹周 7m 樹高 30m
指 定 豊島区保護樹木  s58(1983)指定 訪問日 2012/11/13
住 所 東京都豊島区南大塚 3-49-1  天祖神社 tel:03-3983-2322
交 通 JR山手線 大塚駅 南100m
GPS N:35°43′49.0″  E:139°43′40.6″ その他 map      
メ モ  天祖神社は、鎌倉時代末期の元亨年間(1321-1323)、旧巣鴨村の鎮護として伊勢神宮の分霊を勧請したもので明治六年に天祖神社と改名されるまで、神明神宮と呼ばれていた。
 境内には、長い間、風雪や戦災などに耐え続けた樹齢600年の雌雄一対の大イチョウがある。寄り添うように並び立っていることから《夫婦公孫樹》と呼ばれ、夫婦和合のご利益があるとして信仰を集めている。昭和20年4月の空襲で社殿は全焼、イチョウも被災し、その傷跡は今も痛々しいが最近ようやく芽吹き繁茂するようになったそうだ。
 鳥居の傍らには、子供に授乳している姿の《子育て狛犬》がありまた、イチョウは秋になると銀杏の実をたくさんつけることから子宝や安産祈願に訪れる人も多いとのこと。