巨樹・老樹巡り


水嶋家の椨の木
みずしまけのたぶのき

種 類 タブノキ 樹齢 >500年 幹周 4.9m 樹高 25m
指 定 茅ヶ崎市指定天然記念物:s61(1986)指定
かながわの名木100選  :s59(1984)指定
訪問日 2012/11/18
所在地 神奈川県茅ヶ崎市小和田 2-12-68
交 通 JR東海道本線 辻堂駅 北西1200m
問合せ 茅ヶ崎市役所  tel:0467-82-1111
GPS N:35°20′25.9″ E:139°26′09.7″ その他 map      
メ モ  東海道に面した水嶋家の敷地内にそびえるこのタブノキは、樹齢500年を超える大木で、昔から《オオキ》と呼ばれ、海上の漁師や旅人たちの目印にされてきたそうだ。
訪問した

一ヶ月後

伐 採

天然記念物のタブノキ伐採 茅ヶ崎市「ミス」


 茅ヶ崎市指定天然記念物の「水嶋家のタブノキ」(同市小和田)が、市の指定解除を受けないまま、伐採されていたことが26日わかった。所有者の医師水嶋和彦さん(56)が「長年にわたって枝の落下が続き、市民の安全を保証できない」として伐採したもので、市は「指定解除などの対応を怠った我々のミス」と陳謝している。
 タブノキは水嶋さんの自宅の庭に立ち、高さ25メートル、幹回り4・9メートルで、推定樹齢450年。地域の象徴になっており、1986年に市の天然記念物に指定された。
 水嶋さんはこれまで、木の周囲に2本の鉄柱(約400万円)を設置するなど安全策を講じてきた。しかし、「これ以上の私財提供は困難」などとして今年6月、市に指定解除を申し出た。11月には今月中の伐採を通告した。
 これに対し、市は7月に市文化財保護審議会へ指定解除の申し入れを報告。移植の可能性などを検討したが、具体策を提示できないまま、今月17日に伐採された。
 市は今回の伐採について「近隣住民への被害が生じることなどを判断しての行動で、市文化財保護条例には抵触しない」としている。
(2012年12月27日 読売新聞)