大福寺の楠

15日夕刻、本厚木に行く予定があり、ついでに周辺の巨樹を訪ねた。
その前日、川崎市でケヤキの枝が落下し、6歳の女の子の頭を直撃。
高さ6.5mから落ちたケヤキの枝は、長さ9m、重さ20Kg。
訪れた大福寺の楠も、太い枝が折れてお堂の屋根を壊していた。
この楠は、幹周6.9m、5本の太い枝が30m四方に枝を広げる巨木、
1984年《かながわ名木100選》に選定された県指定の天然記念物だ。
山門は閉ざされているが、小さなくぐり戸のすぐ先に巨木が見え、
二抱もある大枝が折れて落下し、無残な姿を晒している。
道路側から「何をしているのですか?」と声を掛けられる。
お寺の関係者か?「巨木の写真を…」と応え見納めの写真を撮った。
2014/04/15
  閉ざされた山門左のくぐり戸      山門右の県指定天然記念物標柱


くぐり戸付近より見る大楠

落下した太い枝、折れたヶ所に穴が開いている

   折れて落下した太い枝              お堂の屋根を壊す

幹周り6.9m、樹高30mの大楠

お寺の塀越しに見るクスノキ(中央)