勝福寺の大公孫樹
しょうふくじのおおいちょう

種 類 イチョウ 樹齢 >300年 幹周 7.5m 樹高 30m
指 定 神奈川県指定天然記念物:s32(1957)指定
かながわの名木100選  :s59(1984)指定
訪問日 2012/11/19
所在地 神奈川県小田原市飯泉 1143  勝福寺 tel:0465-47-3413
交 通 JR東海道本線 鴨宮駅 西北西1600m
問合せ 小田原市文化財課 tel:0465-33-1717
GPS N:35°16′47.6″ E:139°09′51.5″ その他 map      
メ モ  勝福寺の本尊は十一面観音、平安時代の天長七年(830)に現在地に移り、室町時代に勝福寺と号するようになった。坂東三十三箇所第5番札所であり、飯泉観音とも称され、仇討ちで知られる曾我兄弟や二宮尊徳にまつわる伝説が残されている。また、この境内で名力士の雷電が土地の無法な力持ち岩五却を投げとばした話は有名。
 勝福寺の境内は、隣接する八幡神社の境内との境界線は定かでなく、両境内の樹木は、渾然一体となり社寺林を形成している。古木が多いその樹叢は、県の天然記念物に指定されている。勝福寺の本堂前に立ち景観美を醸しているこのイチョウの主幹は、強風で折損したそうだが、地上7?8mの所から多くの枝を分け細々と葉を茂らせている。幹枝からは、乳柱と呼ばれる気根を多数下垂させる雄の老木である。