巨樹・老樹巡り


十王尊の大銀杏
じゅうおうそんのおおいちょう

種 類 イチョウ 樹齢 260年 幹周 3.6m 樹高 10m
指 定 さいたま市指定天然記念物  s50(1975)指定 訪問日 2012/11/24
所在地 埼玉県さいたま市見沼区南中野 992 十王尊
交 通 JR「大宮駅」よりバス「小松台」下車
問合せ 生涯学習部 文化財保護課 tel:048-829-1723
GPS N:35°54′54.9″ E:139°39′58.8″ その他 map      
メ モ  十王尊の縁起は諸説ある。一説には天正十八年(1590)岩槻城落城の際、秘仏が敵方に渡るのを恐れ当地へ移されたという。《十王尊》とは亡者が冥土へ赴く時、此岸での行状を審判する十尊の裁判官的な尊格であるが、この見沼区の《十王尊》は縁結びの仏様として親しまれてきた。祭礼日には、その年に縁結びをした花嫁が正装して良縁を得た御礼に参拝する習があり、戦前までは露店や見せ物が出て大変な賑わいであったそうだ。
 この大イチョウの幹周りは3.6m、主幹はまっすぐに伸び、枝張りは美しい均整を見せ、樹勢も極めて良好である。沢山のギンナンがなる雌株であり、昔から「十王様のギンナンの木」として人々から親しまれてきたそうだ。