巨樹・老樹巡り


雑司ケ谷鬼子母神の公孫樹
ぞうしがやきしもじんのいちょう

種 類 イチョウ 樹齢 600年 幹周 8.0m 樹高 30m
指 定  東京都指定天然記念物  昭和31年指定 訪問日 2012/10/27
住 所 東京都豊島区雑司ヶ谷3-15-20  鬼子母神(法明寺)  tel:03-3982-8347
交 通 JR池袋駅 南南東1000m
問合せ 鬼子母神(法明寺)  tel:03-3982-8347
GPS N:35°43′19.4″  E:139°42′50.3″ その他 アクセスカウンター
メ モ  鬼子母神堂がある法明寺は弘仁元年(810)創建され、正和元年(1312) 日源が日蓮宗に改宗し、法明寺と改称する。室町時代、鬼子母神が安置されて茶屋などが軒を連ね門前町を形成した。なお当所における正式な「鬼子母神」の表記は「鬼」の上の点がない字体である。一画目の「ノ」をとって角のない鬼の字を使うのだが、鬼子母神が改心し、角を外したからだと言われている。
 境内の本イチョウは、応永年間(1394-1427)僧日宥によって植えられたと伝えられ樹齢は600年、幹周りは8mもありいまだ衰えを知らず、古木にありがちなひこばえも目立たず美しい樹形を保っており、都の天然記念物にも指定されている。昔から婦人がこの木に触れると子供が授かると言い伝えられ《子授け銀杏》と呼び親しまれてきた。
 境内にある駄菓子屋は、創業安永十年(1781)の上川口屋。古き良き昭和の面影を今に残している。