巨樹・老樹巡り

子の権現の二本スギ
ねのごんげんのにほんすぎ

種 類 スギ 樹齢 800年 幹周 7.8m 樹高 36m
指 定 埼玉県指定天然記念物  昭和13年指定 訪問日 2012/04/15
所在地 埼玉県飯能市吾野南461
交 通 西武池袋線 吾野駅下車 徒歩1時間40分
問合せ 天龍寺 tel:042-978-0050
GPS N:35°54′22″ E:139°11′24″ その他 アクセスカウンター
メ モ  一般には“子の権現”の名で親しまれているが、正しくは“大鱗山天龍寺”と呼ぶ。天長九年(832) 子の歳・子の月・子の日・子の刻に生まれ、湯殿山で徳をつんだ子の聖が草ぶきの家を建てたところで、弟子の恵聖上人が聖人を祀ったのがこの寺である。
 「足腰守護」に霊験があるとして、人々の信仰を集めてきたそうで、境内には大草鞋と大下駄が祀られている。
 天龍寺の縁起によると、このスギは延喜十一年(911)この峰に初めて登った子の大権現が食事に使ったスギの箸をさしたものが根づいて大樹になったと伝えられ、霊木として守られてきた。木は南と北に二本並び、樹齢は両方ともおよそ800年と推定されているが、二本杉の内一本(北側)はすでに枯れ、幹の上部で切断されていている。伝聞を信ずるなら樹齢は、1100年となるのだが……。