大田区立郷土博物館

所在地  東京都大田区南馬込 5-11-13
開館時間  9:00〜17:00
休館日  月曜日(祝日は開館)、年末年始(12/29〜1/3)
入館料  無料
問合せ  03-3777-1070
訪問日  2016/10/30(日):駅からハイキング 大森駅

 大田区を中心として考古・歴史・民俗資料などの文化遺産を保管・展示。川端康成・宇野千代・室生犀星など約20名を3階展示室で取り上げ、その作品と馬込での生活を紹介している。

大田区立郷土博物館
水をめぐる ふるさとの暮らし

 かつての農村生活に欠かせなかった六郷用水を中心に、農業にまつわる祭り「厳正寺水止舞」の実物大の人形、玉川水道の木管などを展示している。
 六郷用水は、歴史的変遷の紹介とともに、用水の広がりがわかる床一面の流路地図や、野菜の洗い場模型などを見ることができる。また、江戸時代から六郷で作られ今や貴重な存在となった「六郷とんび凧」も展示されている。

天井:とんび凧、床:流路地図、壁奥:水止舞の実物大人形

玉川水道の木管

「玉川水道」、「多摩川砂利」解説

大山参詣の神酒枠
大山参詣の神酒枠

   神奈川県伊勢原市の大山阿不利神社は、雨降山ともよばれ、江戸時代より豊作・豊漁・雨乞いなどの招福除災の修験道の山として南関東一円の庶民に広く信仰されてきた。
 神酒枠は、その大山参りに際して、御神酒を持ち運ぶために用いられた信仰用具で二基一対、社殿風の凝った作りが多いことが特徴である。
内部に神酒とっくりなどを納め、てんびん棒の両端に通して運べるよう、上部に四角い穴が開いている。
馬込の庚申塔
 大田区には江戸時代からの庚申塔が98基あり、そのうち馬込地区には昭和44年の時点で13基、馬込の歴史を今に伝える庚申塔について、現状写真とともに紹介している。
昔の道具
 家庭に電化製品が普及する前、明治時代から昭和30年頃まで使われたさまざまな道具を展示し、当時の生活風景を再現している。
工場模型
ひとつのモーターが動力をベルトで伝えて、すべての工具を動かしていた様子を模型で再現。

馬込の庚申塔紹介

昔の道具

昔の工場模型