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日本百名城

No.4 弘前城(ひろさきじょう)
別 名  ―
城地種類 平山城
築城年代 慶長十六年(1611)
築城者 津軽信枚
主要城主 津軽氏
文化財・史跡 国指定史跡、重要文化財9棟
 天守の現況 層塔型、三重三階、木造(現存) 
関連施設  ―
所在地(訪城日)  青森県弘前市(2017/09/19)

案内図


天守閣
 現存12天守の一つ。層塔型の三重三階で銅瓦葺き。多くの狭間と切妻破風で装飾された二の丸と鉄扉付きの窓を大きくとった本丸側が対照的。城の左に岩木山。


北門(亀甲門)
 現在は搦手門だが築城当初、大手(正面)の門として建設された城門。現存する他の四棟の城門に比べて規模が大きくかつ、銃眼がないのが特徴。


三の丸東門
 三の丸東門は木造・二層建てで築城期に建築された。堀の外側から入城すると桝形に曲がっていて一気の攻撃を防いでいる。屋根に鋳鉄製の鯱が設けられている。


東内門
 東内門は三の丸東門と本丸とのほぼ一直線上にある。南内門とともに、二の丸に現存する2つの城門である。


南内門
 南内門は二の丸に現存する門、追手門から場内に入り、杉の大橋を渡ったところにある。


追手門
 追手門は弘前公園の正面玄関と言える。藩政時代は初期を除いてほとんどの期間、この門が正門とされてきた。周囲の濠や土塁もよく保存・整備されている。


中濠の老桜の大木(染井吉野)と杉の大橋
 中濠は二の丸と三の丸を隔てている。中濠には杉の大橋と石橋の2つの橋が架かっている。
弘前公園の桜は、日本さくら名所100選に選ばれていて、ソメイヨシノ、シダレザクラなど約50種2,600本の桜が咲く。


杉の大橋
 杉の大橋は中濠を隔て、二の丸と三の丸に架かる橋である。築城当時、スギ材でつくられた橋であったため、杉の大橋という名が付けられたそうだ。この橋は、戦になると敵の侵入を防ぐため壊される架け橋であり、壊すにしても焼き払うにしても、柔らかく燃えやすい性質を持ったスギが用いられたと思われる。


内濠と下乗橋
 下乗橋は内濠を隔て、本丸と二の丸に架かる橋である。二の丸側には下馬札が置かれ、藩士は馬から降りるよう定められていた。
藩政時代は、戦になると敵の侵入を防ぐため容易に壊せる架け橋で、簡素なものだったそうだ。


弘前城 石垣修理
 弘前城本丸の石垣が外側に膨らむ「はらみ」がみられ、天守真下から石垣の一部を修理することとなった。工事は内濠を埋立てたり、弘前城の曳屋が行われるなど大規模なものである。工事期間は、2015/7から10年の予定である。


天守曳屋前(観光協会資料より)

天守台石垣


日本(世界)最古のソメイヨシノ
 明治15年(1882)植栽、幹周:4.1m。ソメイヨシノの寿命は60~80年。 弘前城には百年を超すソメイヨシノが300本以上ある。東内門入り口付近。


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