差をつけるとは
およそ何事にせよ、差をつけるということは、それで得をする側には無上の喜びだが、それで割を食う側にとっては、これほど不愉快なことはない。しかも、人数でいうと割を食う側のほうがはるかに多い。いったいなぜ人間というものは、わざわざ好きこのんで、多数の人々のやる気をなくさせるような差を、こうもいたるところにつけたがるのだろうか。
飯田 経夫
やる気、評価