三夏 時候

ID 俳句(時候) 作者 季語 主ID
7029 影と張り付く固きベンチや夏の駅 筒井真理子 1196
5352 江の島や叩き付けたい苦い夏 徳光和夫 1196
8868 悉く遠景となり老いの夏 玉木節花 1196
3118 大鳥居はみ出してゐる夏の富士 天野蘇鉄 1196
3432 走り根の洞となりたる夏の杉 句写美じぃじ 1196
3701 炎帝の清流に湧く木遣唄 髙橋房子 炎帝 1196
3718 式年の夏おかげ町沸き立ちぬ 山川輝雄 1196
3719 こだまする木遣り囃や伊勢の夏 瀬古昭美 1196
3801 暑い夏わん鳴り響く伊勢神宮 橋本由衣 1196
3837 木道や行き交う人の尾瀬の夏 紫吹淳 1196
3940 夏の木道連なる人の百足めく 岡本麗 1196
4529 振り向きつ靴音重し尾根の夏 雨宮抱星 1196
4594 団体に譲る木道夏の尾瀬 栗山雅子 1196
4707 せせらぎを道連れに行く夏の道 まりりん 1196
7328 ざぶざぶと夏を汲み出す井戸ポンプ 清水ケンジ 1196
5325 夏の夜のサーカス跳ねて無人駅 三人水 1196
8710 つはものの声遠くして城の夏 水野芳英 1196
6821 夏告ぐる紫咲かせたる大地 安東弘樹 1196
8743 夏の路地かんしゃく玉の弾け飛び しまなみ 1196
5662 稜線に延々夏の縦走路 岡村昭則 1196
6315 往く夏と恋の行方も夜市まで 森村誠一 1196
6535 校庭の蛇口みな空向けり夏 康(東京) 1196
6610 熊笹に身を沈めゆく北の夏 岡本差知子 1196
7017 夏の羅府あり紺青の海の先 鳥越俊太郎 1196
7276 長瀞の夏よ氷のごと飛沫(しぶき) 熊谷真実 1196
7856 連山を一弧に括る夏の鳶 鶴田幸男 1196
8540 轟きの大輪焼けて夏が散る ミッツマングローブ 1196
8581 碧水を湛えし釜や夏の谷 koyaban 1196
5208 木漏れ日が大樹の肌を焦がす夏 大介 1196
7326 岩壁の襞それぞれの晩夏かな 山元誠 晩夏 1216
909 深呼吸するや晩夏の空気入 内田美紗 晩夏 1216
7825 夏未明音のそくばく遠からぬ 野沢節子 夏未明 1221
7392 雲焼けて静かに夏の夕かな 高浜虚子 夏の夕 1223
7389 夏夕べ里山は風生むところ 内田庵茂 夏夕べ 1223
7047 夏の夜の帰路綿菓子の甘い風 皆藤愛子 夏の夜 1224
3676 真夜中にあそべる母や明易き 恩田秀子 明易き 1225
186 みじか夜や浅瀬にのこる月一片 与謝蕪村 みじか夜 1225
5216 ブナの木にほほ付けている暑さかな 古田澪 暑さ 1231
2294 樹下涼し片手揺すりに乳母車 鈴木雅貴 涼し 1237
1934 どの子にも涼しく風の吹く日かな 飯田龍太 涼し 1237
5466 里山の涼しさ誘う木の葉かな 岡村昭則 涼し 1237
8886 鈴振つて神楽の巫女や堂涼し 原雅子添削 涼し 1237
4924 竹林の隙間に沈む陽は涼し 小南和也 涼し 1237
6132 風涼し千本鳥居どこまでも  静代 涼し 1237
5151 ブナの森風渡りゆく涼しさよ 大介 涼し 1237
5339 山頂にザック並べて涼しみぬ 岡村昭則 涼し 1237
5508 風涼し山の古木の太さかな 岡村昭則 風涼し 1237
5766 山青く涼しさを呼ぶ樹林帯 岡村昭則 涼し 1237
6127 千本の鳥居涼しく潜りけり 西﨑佐知 涼しく 1237
6152 登り来て一陣の風涼しかり 山田笑子 涼し 1237
7855 涼風をサワサワながす浅間山 沼田治代 涼風 1237
7972 涼しさに吹きつつまれし野の一樹 倉田紘文 涼し 1237
8577 谷涼し水を浴びつつ攀じ登る koyaban 涼し 1237
8641 戦なき世の城探る涼み舟 佳山良子 涼み 1237
8711 大方は名のなき巨石城涼し 西尾澄子 涼し 1237
8713 私語一つなかりし句座の涼しさよ   山崎和華 涼し 1237
6126 楼門を吹き抜く風の涼しさよ  雍子 涼し 1237
8003 涼風や晒す布袋の太鼓腹 深澤歌子 涼風 1237
8718 城濠の風も過客よ涼み舟 平野イクノ 涼み 1237
7900 山ぼうし涼しき風は浅間より 浅野悦子 涼し 1237