写真俳句
ジイジイに時にミンミン遠慮がち 暇有
ミンミン セミの一種、体長は約35mm、はねは透明。ミーンミンミンと大声で鳴く。
 句意 夏の盛りを迎えた蝉たちは一斉に地上に這い出してきて鳴き出す。その声は暑苦しく、都会では油を火で温めたときのようなジイジイと間断なく鳴き続けるまことに喧しい油蝉が主流だ。その鳴き声に時折「ミーンミン」とのんびりとしたみんみん蝉の鳴き声が混じり、何故かホッとする。