宿
中山道遊山旅


2016/05/12




宿
野尻宿 2里半=9.75Km 三留野宿




野尻宿 「おくや」
野尻宿
  触るとイボがとれると人気の「イボ石」の傍らが高札場跡、野尻宿の入口である。野尻宿は何度も大火に見舞われ、昔の建物はほとんど残っていないが、「七曲がり」と呼ばれる外敵を防ぐための曲がりくねった道がその面影を残している。
野尻七曲り
  宿の中央付近左手に「本陣跡」標識があり、その先に「おくや」など多少古びた建物も散見される。「本陣跡」から数百メートル先右手に野尻駅、この付近はかなり曲がりくねっており「野尻七曲り」と呼ばれていたのも頷ける。

  野尻郵便局を過ぎると古い家並みが見えてくる。この付近が宿はずれで、ここの屋号は「はずれ」と呼ばれていたそうだ。

野尻七曲り

野尻宿 宿

野尻宿 はずれ

下在郷集落を行く
下在郷一里塚
 二反田橋を渡ると下在郷集落に入り、前方のとんがり山を見ながらしばらく行くと一里塚跡碑がある。ゆるやかに曲がりくねった街道風の道、前方のとんがり山が近づいてくる。

下在郷一里塚跡碑

前方のとんがり山が近づく
十二兼立場
 右に左に中央線の踏切を渡り、続いて国道を横断する。標識に「標高489m 南木曽町」とある。ジグザグの上り坂を行くと、狭い旧道には石仏や秋葉山常夜灯が残っている。熊野神社を過ぎ、再び国道及び鉄道を横切り少し行くと十二兼駅前に出る。この辺りの集落が十二兼の立場だったそうだ。

JR中央線沿いを行く

熊野神社

十二兼駅舎

中川原御膳水碑
木曽川
 木曽川の流れを見ながらしばらく行くと「中川原御膳水碑」があり、小さな公園として整備されている。この少し先から30分ほど国道歩きとなるが、右直下に木曽川の激流がすごい迫力で迫り飽きることはない。国道のすぐ隣に鉄道そして急斜面の山裾と街道時代は相当の難所であったことが窺われる。

木曽川沿いの国道を行く

国道から左に旧道分岐
三留野宿入口
 長い国道歩きから解放され、国道左手に残る旧道をしばらく行き中央線のトンネルを抜け「南木曽駅1.1km」の道標を見るとほどなく三留野宿の入口となる。

三留野宿入口付近
中山道  home                      アクセスカウンター