2012/03/25 |
||||
板鼻宿 | 30丁=3.2Km | 安中宿 |
【板鼻宿】 板鼻宿には本陣1、脇本陣1、旅籠屋54軒と上州・中山道7宿の中では最大規模の宿場であった。急流で知られた碓氷川の川止めや城下町の高崎宿が嫌われたからのようだ。しかし、国道や鉄道が整備されると次第に賑わいを失い衰退していった。 信越本線の踏切を渡る少し手前から板鼻宿ははじまる。かつて賑わっていたであろう宿場の面影を残す街並みは人通りもなく静かだ。 |
信越本線踏切 |
人通りの少ない板鼻宿 |
板鼻宿本陣跡(板鼻公民館) |
旧本陣書院(皇女和宮泊所) |
【板鼻宿本陣跡】 板鼻宿交差点角にある板鼻公民館入口に《板鼻宿本陣跡》の標柱が立っている。公民館の後ろには、皇女和宮が一夜を過ごした本陣書院が曳移転され公開されている。 公民館隣りの花屋は、江戸時代末期に建てられた土蔵造りの建物である。 板鼻宿の裏手には板鼻川が流れ、大乗寺参道石段下に庚申塔が見られる。 |
土蔵造りの家 |
大乗院参道の庚申塔 |
板鼻宿裏手を流れる板鼻川 |
中山道と接する板鼻川(振り返り写す) |
【板鼻川】 板鼻宿の裏手を流れる板鼻川は、400年ほど前に開鑿された用水路で、鷹之巣山麓の碓氷川の水を取り入れ鳥川までの延長15kmに達する一級河川である。 板鼻川と中山道が接する少し先で旧国道(現:上毛三山パノラマ街道)に合流する |
【鷹之巣橋】 中山道は、旧国道(現:上毛三山パノラマ街道)と合流し鷹之巣橋で碓氷川を渡る。本来の中山道は橋の上流50mの辺りを徒歩で渡っていたという。 鷹之巣橋から碓氷川越に妙義山が見える。渇水期の今であれば、碓氷川は徒歩でも渡れそうだが、もちろん許されることではないだろう。 |
鷹之巣橋:パノラマ街道と合流し碓氷川を渡る |
鷹之巣橋より碓氷川と妙義山 |
庚申塔を兼ねた道標 |
橋を渡ると中宿集落、中宿交差点を右に曲がり碓氷川徒歩渡りの中山道に戻る。 しばらく行くと中宿公民館の向かいに道標を兼ねた大きな庚申塔がある。中山道面に《庚申塔》、左面に《従是 一宮/大日街道》と彫られている。 道標の先でY字の分岐、右が中山道、少し先で碓氷川を徒歩で渡り返していたが今は、石積堤防で行き止まり。左に曲がると正面が安中駅。駅の手前を右折し久芳橋で碓氷川を渡り返すことになる。 |
安中駅 |