【姫神山】啄木のふる里の山

シリーズ 日本二百名山  
東北百名山    
山 名  姫神山
山行日  2013年5月18日(土)
アクセス  盛岡駅よりレンタカー
参加者  6名
歩行時間  往復3時間
コース  登山口⇔一本杉⇔山頂

一本杉駐車場より姫神山
 姫神山は石川啄木のふる里の山であり日本二百名山に数えられている。日本百名山の岩手山・早池峰山と共に岩手三山とも称される。盛岡市の北方、北上川を挟んで岩手山と対峙する姫神山は、均整のとれた美しい三角形を描く優美な容姿の山である。登山コースは4本。今回は、最も人気のある一本杉コースを往復する。
 大宮駅発 6:58、盛岡駅着 8:45。東北新幹線“はやぶさ”に乗ると、奥多摩や秩父の山に行くのと時間的にはさして変わらない。盛岡駅からレンタカーで一本杉登山口へ。さすが人気の山、駐車場には50台ほどの車が停まっている。周辺には名残の桜が咲き、雪をまとった岩手山が美しい。10:00 登山口出発。
東北新幹線:はやぶさ

駐車場周辺に名残の桜

芝地から振り返り見る岩手山

ミヤマエンレイソウ
 正面に姫神山を見ながら、芝地の緩斜面をまっすぐに突っ切る。振り返ると新緑林の彼方に残雪の岩手山が美しい。林の中の登山路沿いにはシラネアオイ、アズマイチゲ、エンレイソウなどの山野草が散見される。
 しばらく行くとコース名の由来となった樹齢300年ほどの杉の巨木が聳えている。山岳信仰時代に山伏が路沿いに7本の杉を植えたが、一本を残し枯れてしまい一本杉と呼ばれるようになったそうだ。その根元に水量豊かな清水が流れているが“飲用不適”とあるのが残念だ。
 ゆったりした外観の山とは裏腹に階段状に整備された登山路の傾斜は意外ときつい。尾根に出たところが五合目、小広場になっていて休憩適地だが休んだばかりなので通過する。
 尾根路をたどり六合目から再び擬木階段のきつい登りとなる。八合目辺りの低木帯を抜けると山頂直下の露岩帯、両手も使って必死の登り、ようやく花崗岩の重なる山頂にたどり着く。
頂上直下の露岩帯

姫神山山頂より岩手山を望む
 さすが一等三角点の山、西に秀峰・岩手山、南には早池峰山 東眼下に岩洞湖等など、360度の大パノラマが広がる。雄大な景色を眺めながらの昼食は至福の時だ。下山は往路を戻る。
アクセスカウンター