【鎌倉山】那珂川随一の景観

シリーズ  栃木県の山       
山 名  鎌倉山
山行日   2012年2月12日(日)
アクセス  チャーターバス

参考:
大宮6:35⇒7:24小山7:33⇒7:55下館8:06⇒9:17茂木
    JR:\1,110  真岡鉄道:\1,000
歩行時間  約3時間
コース  茂木駅→城山公園(桔梗山)→荒橿神社→小井戸小学校跡→登山口→鎌倉山
→菅原神社→展望台→大瀬ふるさとセンター
地 図  25000地形図:茂木

茂木駅
 厳しい寒さが続き引きこもりがちになるこの頃、せめてウォーキングでもと低山歩きに参加する。鎌倉山の標高は216m、コース中80%が舗装道路の上、山頂まで車道が通じているという。しかし、山頂付近から見る景観は抜群との評判、ファミリーハイクなど四季を通じて訪れる人が多いそうだ。

 計画では電車を使う予定だったが参加者が多くバスで行くことにする。大宮駅前を7時過ぎに出て、岩槻ICから高速に乗り真岡ICで下りる。大宮から2時間ほどで茂木駅に着いた。

 茂木駅から逆川沿いに城山公園を目指す。行く手の丘の上に見える黒塗りの望楼がとりあえずの目標だ。

逆川に沿って城山公園に向かう

洪水碑

城山公園への登り
 百騎橋を渡ると洪水碑が立っている。1986年8月の台風10号による洪水の様子やその時の水位を示す標柱を見送り城山への登りとなる。ひと登りで山頂の茂木城跡に出るもこれといった遺構があるわけではない。しかし城跡は、逆川から急峻な高みにあり城を築くにはふさわしかったことが窺える。
城山公園より芳賀富士

城山公園

姫の望楼上部より茂木市街、右上に芳賀富士

姫の望楼
 公園風に整備された一角に茂木家の姫にまつわる悲しいいわれのある《姫の望楼》が建っている。上ってみると茂木市街が一望、彼方には形の良い芳賀富士が見える。
 《関東ふれあいの道》の道標に従い荒橿神社に向かう。望楼から10分ほどで荒橿神社、鳥居をくぐり参道を行くと崩れ落ち一重のみ残す三重塔にトタン屋根が掛けられている。こんなにも崩れるまで何もしなかったのかと疑問を感ずる。近くには樹齢700年の見事な大ケヤキが茂る。
樹齢700年のケヤキ

崩れかけの三重塔

荒橿神社鳥居

荒橿神社本殿

棚田の田園地帯を行く
 神社から薄暗い樹林の道をしばらく行くと舗装道路となる。小井戸小学校跡を経て点在する民家や棚田など山里の風景を楽しみながら鎌倉山の登山口に出る。神社から5qほどだ。引き続きの舗装道路歩きにちょっとガッカリ。
ようやく登山口の道標が見える

鎌倉山山頂

展望台より眼下の那珂川
 あずまやの建つ山頂の陽だまりで昼食後、右側が断崖となっている細い路を抜け鳥居をくぐり、左上に菅原神社を見るとほどなく展望台。那珂川川岸から150m直立した断崖上の展望台からの眺めは圧巻である。鎌倉山を有名にしている唯一の理由であるのもうなずける。

鳥居をくぐり展望台へ

下山路
 絶壁上の展望台から一気の下山はきつい。手摺があるので不安はないが段差の大きい階段路、このところ膝に違和感のある身にはちょっと辛い。大瀬橋のたもとに下り橋をくぐるとバスの待つ《ふるさとセンター》に着く。

 コース全体を通し道標がしっかり整備されていて迷うことは無い。展望台からの下りがややきついとはいえ手摺もあり、ファミリーでも安心して歩けるコースといえる。

ふれあいセンターより鎌倉山を振り返る
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