【小倉山】晩秋の低山ハイクと東照宮の裏道散策

シリーズ  栃木県の山       
山 名  小倉山
山行日   2011年11月23日(水・休)
アクセス 東武 \1,160 大宮7:15⇒7:37春日部7:44⇒9:20東武日光
JR \2,210 大宮7:13⇒8:18宇都宮8:23⇒9:08日光 
歩行時間  登山口⇔小倉山の往復約1時間、全行程約4時間
コース  東武日光駅→霧降大橋→丸美BS→登山口→小倉山→登山口→稲荷川橋→開山堂→滝尾神社→行者堂→東照宮→日光橋→東武日光駅
地 図  山と高原地図 13 日光

霧降大橋より望む日光連山
 東武日光駅を出て大谷川を霧降大橋で渡る。橋の上でリーダーが「ここからが今日一番の景色です」と言う。抜けるような青空の下に連なる日光の山々、心弾む滑り出しだ。

 駅から30分ほどで登山口、道標はおろかテープなど目印ひとつない。土留め壁の切れ目から山に取りつく。

目印のない登山口
 山と高原地図にも地形図にも登山路の記載はないが、歩き易い路が頂上まで続いている。明るい尾根路、降り積る落葉を踏みしめながら登る。登山口から30分、心地よい汗をかきはじめると早くも山頂。残念ながら樹林に囲まれ展望には恵まれない、山頂から少し戻った南斜面の陽だまりで早めの昼食とする。
落葉を踏みしめ

小倉山山頂

紅葉のトンネル

名残の紅葉
 下山後、紅葉のトンネルを抜けると右手に外山が見える。稲荷川橋を渡り川沿いに石畳の道を辿る。両側にそびえる樹齢500年を超える杉の大木は圧巻だ。

外山
【手掛石】
 石畳の道を行くと右手に苔むした大きな岩がある。案内板に《手掛石》とある。菅原道真を祀った近くにある北野神社に詣でた後、この岩に手を掛けて祈願すると、字が上達するという信仰があるそうだ。

【大小べんきんぜい】碑
 《手掛石》の先で行者堂からの路と合流する。かつてはここに鳥居や下乗石があり、この先は滝尾神社の聖域となっていたとのこと。ここに《大小べんきんぜい》と彫られた石柱が立っている。ここから先は聖域なので大小便を禁ずるとのこと。庶民にも読めるようにと《大小便禁制》のうち《大小》の他は、ひらがなで書いたのだそうだ。

手掛石

巨木並木の石畳路

大小べんきんぜい碑(右下)

運試しの鳥居
【運試しの鳥居】
 白糸滝を経て滝尾神社の鳥居をくぐる。この鳥居は《運試しの鳥居》と呼ばれ、320年以上前に奉納された国指定の重要文化財だ。鳥居の額束(中央の楯の部分)の丸い穴に小石を3つ投げ、穴を通った数で運を試すのだそうだ。われわれも10人ほどが試してみたが穴を通ったのは1個だけ。けっこう難しい。

白糸滝

行者堂付近

静けさ一転、大賑わいの陽明門前

二荒神社に向かう
 これまでの静けさとは一転、観光客で大賑わいの二荒山神社、東照宮、輪王寺を素通りして駅に向かう。

 晩秋の快適な山歩き、紅葉を楽しみ、古刹の情緒に浸りと盛りだくさんに愉しんだ一日だった。

輪王寺を後にして
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