金山は、長野と新潟の県境にある。豪雪地帯であり、遅くまで雪が残り、天狗原山と共にお花畑の山、高山植物の宝庫として知られている。 前夜テントを張った雨飾高原キャンプ場を5時に出て車で登山口に向かう。当初情報では土砂崩れで林道は通行止め、片道1時間半の林道歩きを覚悟していたが、応急処置が施され登山口まで車で行けたのはありがたい。 |
登山口の駐車スペース |
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登山口 |
登山口から1時間ほどで本コース中唯一の水場を経て、ブナ林の中の歩き易い路がしばらく続いた後、P1741の先に難所が2ヶ所。長々と続く深く抉れたV字状の水路、雪解け水で濡れた岩が滑りやすくはなはだ歩き難い。水路を抜けると今度は、崩落地のザレ場の急斜面、やや古びて頼りなげいとはいえロープを張ってあるのがありがたい。 | ||||||||||||||||||||||||||
ブナ林の路 |
V字に抉れ雪解け水で滑りやすい路 |
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登山口から4時間ほどで天狗原山に到着。大きく下って金山への登り返しは、残雪帯に花花花のオンパレード、この辺りは“神の田圃”と呼ばれており頸城山系の高山植物の博覧会場のようだ。ハクサンコザクラ、シラネアオイ、アカモノ、シナノキンバイ、シナノナデシコ、チングルマ、イワカガミ などなど書き連ねれば切りがない。 | 天狗原山付近 |
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天狗原山からいったん下って左上の金山へ |
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金山山頂 |
金山山頂から指呼の間の焼山はときおりガスが切れて全容を見せるが隣の火打山は姿を現さないのが残念だ。金山山頂を後に往路を戻る。登山路からややそれた天狗原山の三角点、お花畑を荒らさぬよう稜線沿いにヤブコギをして探し出す。 下山後、雨飾山荘で汗を流すつもりだったが入浴客は15時までとのこと。無料(寸志)の露天風呂で汗を流し、山荘で冷えたビールを買い、急いでテントに戻って乾杯。明日は、雨飾山だ。 |
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金山山頂より焼山 |
天狗原山三角点 |
ハクサンコザクラ |
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神の田圃(天狗原山〜金山)に咲く花
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推薦HP ・2012/08/16 金山/天狗原山 ・2005/07/23 天狗原山&金山登山 ・2015/08/03 頸城の桃源郷 天狗原山 金山 |