【櫛ヶ峯】残雪期、南八甲田の最高峰に挑む

山 名  櫛ヶ峯
山行日  2011年5月3日(火)
アクセス  マイカー
歩行時間  5時間12分(昼食休憩除く)
コース 睡蓮沼→駒ヶ峯南面→櫛ヶ峯→駒ヶ峯北面→睡蓮沼
関連情報                       アクセスカウンター
地形図
▼弘前 (20万)/八甲田山(5)/酸ヶ湯(2.5)
参考HP ▼2010/05/03-南八甲田 櫛ヶ峰 山スキー(2010.GW)
▼2006/05/03-
南八甲田(駒ヶ峰・櫛ヶ峰)
問合せ ▼青森県観光課 017-722-1111
▼猿倉温泉 0176-23-2030

 櫛ヶ峯は南八甲田の主峰である。付近一帯は、十和田・八幡平国立公園の中で最も自然が色濃く残っている山群だそうだ。

 夏路の登山口は猿倉温泉であるが残雪期は、国道103号線 笠松峠東の睡蓮沼辺りが登山口のようだ。3m余りの雪の回廊になっている登山口付近に8時半過ぎに到着。先発組の二人が下山後のねぐらとなる2張のテントを設営してくれていた。感謝!

国道103号線 睡蓮沼付近に路駐

 スパッツ、アイゼンを着け出発。緩やかな傾斜の雪原にスキーやスノーシューのトレースもあるが、どこでも歩けるので気は楽だ。

ほとんどトレースのない雪面を行く

振り返ると北八甲田の山々が迫り上がっている

 赤旗からしばらくはけっこうな急坂だがしだいに緩やかになり猿倉岳と駒ヶ峯の稜線辺りに出る。振り返れば北八甲田の山々の眺めがすばらしい。

 傾斜がきつくなりひと登りすると、樹のてっぺんに赤旗が括りつけられた地点に着いた。これまでに比べ多くのトレースがあちこちの方向についている。

駒ヶ峯を左に巻く

 先行者は駒ヶ峯を越えて行くようだが、少しでも楽をしたい面々は駒ヶ峯の南面を巻くことにする。もちろん私もトラバース組だ。しかし、意外にも長々と続くトラバースに難儀し、稜線を行った方が良かったかなとちょっと後悔する。

 駒ヶ峯の東側に回り込み稜線に戻ると、目の前に端正な三角形をした櫛ヶ峰の真っ白な大斜面がすごい迫力で聳えている。櫛ヶ峯と駒ヶ峯の鞍部でひと休みし大斜面にとりつく。

駒ヶ峯を回り込むと櫛ヶ峯が姿を現す

それぞれのペースで櫛ヶ峯の大雪面にとりつく

 標高差200mの大雪面をそれぞれのペースで登る。いったん傾斜がゆるむと山頂はすぐだ。雪が消え地べたが露わになった山頂からは北八甲田が一望でき、反対側には十和田湖も確認できる。

櫛ヶ峯山頂(右後方は高田大岳)

 昼食を済ませ下山。櫛ヶ峯と登山口の睡蓮沼そして高田大岳がほぼ一直線上にあるので、高田大岳目指して雪の大斜面を駆け下る。今度は、駒ヶ峯の北面を巻きこの時期ならではの勝手気ままなコースを辿り下山する。

高田大岳を目標に駒ヶ峯の北斜面(左側)を行く

駒ヶ峯

高田大岳