【坪山】ヒカゲツツジとイワウチワ群生の山
山 名 | 坪山 | |
山行日 | 2011年4月26日(火) | |
アクセス | マイカー | |
歩行時間 | 一周約3時間(除く昼食休憩) | |
コース | 駐車場→西コース→坪山→東コース→御岳神社→駐車場 |
坪山は上野原市の北西部に位置し、10年ほど前から登山路が整備され、ヒカゲツツジ・イワウチワ・イワカガミ・ミツバツツジ等が群生する花の山として人気がでたようだ。
坪山登山口のひとつである《びりゅう館》に立ち寄り、坪山ハイキングコース図を入手し、登山口の駐車場に11時過ぎに到着した。鶴川沿いに少し行き最初の橋を渡る。しばらく行くと満開の桜の傍らに真新しいトイレが設けてある。
登山口駐車場
御岳神社口からの路との合流点付近
麓の集落を俯瞰できる辺りで御岳神社からの路を合わせるとほどなく東・西コースの分岐。花が多い右の西コースを行くことにする。
丸木橋で沢を渡り杉林のけっこうな急坂の路を登り尾根に出る辺りでミツバツツジの群落が現れる。続いて足元にイワウチワの群生地。思わず歓声を上げたくなるほどに咲き乱れている。
沢を渡る
急登に次ぐ急登
ヒカゲツツジをかき分けて
急登の右も左も前方もヒカゲツツジが溢れ咲き、やさしげな淡黄色の花に紅紫色のミツバツツジが彩りを添えている。足元には次から次へとイワウチワの群落が続いている。あちこちにイワカガミの群落も目にするが花はまだのようだ。予想もしなかったみごとな花園に心底感動する。
ヒカゲツツジはキバナシャクナゲに似ている。調べてみるとどちらもツツジ科ツツジ属とのことで納得。
坪山山頂より三頭山、その左に(中央)に雲取山
ヒカゲツツジ
痩せ尾根の岩混じりの急登は山頂まで続く。平日で午後1時に近いにもかかわらず狭い山頂には十人以上のハイカーが休んでいた。360度の展望、北に三頭山が大きく、その左彼方に雲取山が見える。南には権現山、扇山などが望める。
山頂で昼食後、東コースを下る。西コース以上に険しい急坂下り、《びりゅう館》で入手したコース案内図に“東コースは岩場が多く危険なため経験の少ない方は他のルートをお勧めします”とある。ヒカゲツツジもそこそこ目にするが西コースほどではない。それでも路はしっかりと踏まれていて迷う不安はない。
正面に三頭山、左に奈良倉山を見ながら急坂をひたすら下る。厳しい下りにゆっくりとヒカゲツツジを愉しむゆとりはない。
ヒカゲツツジ越に奈良倉山
熊にでもやられたのか無残な姿の道標を過ぎる辺りからは気持ちの良い雑木林の路となり、路端にミヤマシキミの花を見るとほどなく東・西コースの合流点に戻る。
無残な道標
西コースを下ってきた人に「東コースを登ったのですか?」と聞くと、「登りも下りも西コース、東は花が少ないからね」とのこと。御岳神社側に下り駐車場まで車道を行く。
気分の良い雑木林の路
ミツバツツジ群生地