要所で目にした金太郎道標

【大姥山】展望と金太郎伝説の山

山 名  大姥山(おおうばやま)
山行日  2011年3月26日(土)
アクセス  マイカー2台
歩行時間  2時間42分(除く昼食休憩)
コース 駐車スペース→大姥神社→洞窟→大姥山→三角点→布川峠
行 程
場 所 着時刻 発時刻
 駐車スパース 9:50 10:00
 大姥神社 10:05 10:08
 洞窟 11:04 11:15
 大姥山 11:37 12:17
 三角点 12:38 12:43
 山姥の滝分岐 13:07 -
 布川峠 13:22 -
関連情報                    アクセスカウンター
地形図
高山(20万)/大町(5万)/日名(2.5万)
参考HP ▼2008/12/07-大姥山 ひらさんのHighトレッキング
大町市役所/大姥山トレッキングコース

  大姥山は大町市八坂村と信州新町との境に位置している。南の八坂村側は急崖の連続であるのに対し、信州新町側からは頂上近くまでなだらかな斜面続く南北非対称の地形の山である。八坂側には坂田の金時≠ェ山姥様と住んだという洞穴があり、見どころの一つになっている。

路肩の駐車スペース(建物はトイレ)

 豊科ICを出て国道19号線を北上、舟場集落付近で左折して上篭(アゲロ)沢沿いの県道に入る。前夜降った雪に覆われてはいたが、県道から右折して大姥神社下の駐車スペースまで行くことができた。トイレ(冬季閉鎖)脇の路肩に数台は停められるだろう。健脚の仲間2人が下山口の布川峠に車をデポするため戻ってくれた。彼らの言に従い、ありがたく先に出発させてもらうことにする。彼らの脚であればすぐに追いついてくるだろう。

  車でも通れそうな路を少し行くと赤松の中に大きな鳥居、境内の奥に大姥神社本宮が建っていて、その裏手から登山路となる。

大姥神社鳥居

 薄らと新雪に覆われ踏み跡ひとつない路をしばらく行くとクサリ場が連続する岩尾根の急登となる。

連続するクサリ場

  本宮から痩せ尾根を辿り30分余りで洞窟への路が左に分岐する。金太郎マークの道標に《左折 あと7分》とある。

 左に曲がり、ほぼ水平にトラバースし洞窟に向かう。洞窟の手前で車を置きに行った2人が追い付いてきた。

洞窟に向かうトラバース路

 大姥と金太郎が住んでいたという伝説の洞窟は、巾30m、奥行きと高さが7mもあり、地元では《大穴》と呼ばれているそうだ。奥宮の骨組みと朽ちかけの賽銭箱が見捨てられていた。

金太郎伝説の洞窟(奥宮跡)

 洞窟を後にして分岐まで戻り、これまで以上に急峻な岩場を連続するクサリや木の根や幹、岩角を頼りに15分ほどよじ登りTvアンテナの建つ山頂に着いた。

Tvアンテナの立つ大姥山山頂

山頂より南側の展望

 東屋が建ち案内板《大姥山の見どころ》がある。案内板に《大姥の散歩道》と書かれた布川峠からの路を登ってきたという地元の方二人が先着していた。我々が登ってきた大姥神社からの路は《金太郎の散歩道》と記されている。

 南に京ヶ倉や岩殿山の岩峰は見渡せるものの、西側の常念岳や大天井岳などは全容を現さない。

大姥の散歩道

三角点ピーク

  ひと登りすると三角点ピークに着いた。先の展望ピークよりもこちらの方が3mほど高いが、山名表示も展望もない寂しい限りの山頂である。

  昼食後、三角点ピークを目指し、先に下山した二人の踏み跡を辿る。頃合いをみて踏み跡を外れ左側の雪と藪の斜面に取りつく。

 山頂から北の尾根を少し下ると三角点ピークを巻く《山姥の散歩道》に出合い、先行者2人のトレイルがあった。南に伸びる尾根路は《金太郎の散歩道》に比しとても歩き易い

布川峠の車道に降り立つ

 《山姥の散歩道》である山姥の滝への路を左に分け、直進して車をデポしてある布川峠に向かう。

下山口の布川峠に向かう

更新:2013/02/22