雷電山、三方山

【雷電山、三方山】交通至便、駅から駅のお気楽ハイク

山　名	青梅丘陵：雷電山、三方山
山行日	２０１１年１月２６日（水）
アクセス	電車：JR
歩行時間	4時間23分(除く昼食休憩）
コース	軍畑駅→榎峠→雷電山→辛垣城跡→名郷峠→三方山→404峰→梅岩寺→青梅駅

関連情報
地形図	▼東京(20万)／五日市(5万)／武蔵御岳(2.5万)
交通	▼大宮駅8：15⇒8：27武蔵浦和駅8：35⇒9：04西国分寺駅9:07⇒9：12立川駅9：15⇒9：46青梅駅9：56⇒10：07軍畑駅　　　費用：\1,050+\890
参考HP	▼2004/01/下-青梅丘陵

行　程
場　所	着時刻	発時刻
軍畑駅	10：07	10：13
榎峠登山口	10：40	10：43
雷電山	11：17	11：29
昼食	11：55	12：35
名郷峠	12：42	12：45
三方山・展望地	13：20	13：40
404m峰	14：10	14：15
叢雨橋	14：55	－
梅岩寺	15：12	－
青梅駅	15：18	－

　青梅丘陵は、青梅市街の背後に起伏を連ねた山塊であり、奥多摩の入口に位置する高水三山手前の丘陵である。その最高点が雷電山であり、唯一三角点の埋設された山が三方山である。

　登山には少し遅い10時過ぎに青梅線軍畑駅に降りる。高水三山の道標に従い踏切を渡り、平溝川沿いの車道を榎峠に向かう。高水三山への道を左に分け、平溝橋を渡り直進する。榎峠の直前に登山口があり、《青梅丘陵ハイキングコース》の道標が立っている。

　植林帯の中、丸太階段の急登で尾根に出る。整然と立ち並ぶ杉林、展望は望むべくもない尾根路で小さなピークをいくつか越える。《携帯通信可区域》のたれ札から数分で、縦走路からほんの少し外れた雷電山山頂に着く。

雷電山山頂より眼下の砕石場と彼方に奥武蔵の山々

　山頂を後にしばらく行くと雑木林となり、右方に奥多摩の山々が望める快適な路となるが、いつの間にかまた植林帯となる。《辛垣城跡》の道標に従い縦走路から左に外れ進んでみるが城址らしき雰囲気もなく分岐まで戻り、縦走路を行く。

　山頂北側の展望が開け、眼下の採石場の彼方に関八州見晴台や越上山など奥武蔵方面の山々が見渡せる。

　《辛垣城跡》解説板の立つ二俣尾駅への分岐を少し下った辺りで昼食とする。大岳山、御岳山など奥多摩の山々を眺めながら風もない陽だまりでの昼食は至福の時だ。

大岳山、御岳山など奥多摩の山々を眺めながら昼食

　昼食後しばらく行くと、左に路が分岐し角に《辛垣城跡500ｍ》の道標が立っている。先ほど戻ってしまった城址への路はここに繋がっているのだろう。その少し先が成木と二俣尾を結んでいる名郷峠。小さな社が祀られ、御神水と書かれた標柱の傍らに２Ｌペットボトルが５本ほど置いてある。

　峠から急登をひと登り、鉄塔の立つピークを越える。三度目の二俣尾駅への分岐を経て登り返すと展望が一気に開ける。
　さらに細やかなアップダウンを繰り返し、小ピークを左に巻いて行くと、左斜面が大きく伐採され、関東平野が見渡せる路となる。暖かい日差しの中、気分よく歩いている路に立つ道標から三方山を通り越したことを知る。道標には、三芳山と書かれている。

　三方山は、今日のコース唯一の三角点、後戻りして左に巻いた小ピークに登ってみると、そこが二等三角点の三方山だった。杉の人工林に囲まれ展望はない。

　山頂を後に伐採地まで戻り少し登り返すと、関東平野から奥武蔵の山々が一望できる展望地に出る。伐採木に括りつけられた山名が書かれた展望図で奥武蔵の山々の山座同定を愉しんだが、風景を背にして見るように展望図が固定されているのは何故なのか……？

　伐採された急斜面の縁をゆったりと上り下りする。41号鉄塔の真下をくぐり杉と雑木の混合林となる。青梅鉄道公園方向を示す道標に従いゆるやかなアップダウンを繰り返す。丸太作りのベンチとテーブルが置かれた404ｍピークでひと休み。

　相変わらず小さな上り下りを繰り返し、辛垣城の物見所があった矢倉台休憩所前を通過する。この辺りから路は広々とし林道風の遊歩道となる。

　叢雨(むらさめ)橋を渡った少し先で鉄道公園方向と分かれ右に曲がる。秋葉神社の境内を抜け細かくジグを切りながら急斜面を下ると梅岩寺、幹回り約３ｍの枝垂れ桜は、東京都下でも比類なき桜だそうだ。満開の時期にまた来てみたいと思う。

　梅岩寺を後に踏切を渡り、左に曲がると青梅駅は直ぐだ。