【留夫山】上信国境に位置する一等三角点の山

山 名  留夫山(とめぶやま)
山行日  2011年1月21日(金)
アクセス  マイカー
歩行時間  3時間52分(除く山頂休憩) ↑:2h20m  ↓:1h32m
コース 旧碓氷峠→一ノ字山→1419→留夫山→1419→旧碓氷峠

 留夫山は、旧碓氷峠から鼻曲山を結ぶ長野と群馬の県境の途中に位置している一等三角点の山である。

閑散とした旧碓氷峠の茶屋

登山口:鼻曲山への道標が立っている

 旧軽井沢銀座や別荘地を抜け中山道 旧碓氷峠の熊野神社の駐車場に車を停める。平日だからだろう、数軒ある峠の茶屋は休業していて辺りは閑散としている。群馬側へ5分ほど行くと旧中山道から霧積温泉への道が分岐する十数m手前に、鼻曲山への路が分岐する。

 登山道は左手の樹林の中につけれらており、まだらに薄らと雪が積もっている。しばらくはなだらかな登りが続き、しだいに地べた一面、足首ほどの雪に覆われる。いつのまにか人の足跡はなくなり、日の射す雑木林の真っ白な雪面にトレールをつけながらゆるやかに登って行く。

真っ白な雪面にトレールを

 登山口から20分ほど進むと《一ノ字山 50m》の古びた道標が目につく。三角点峰でもあり、縦走路を外れて立ち寄ることにする。

一ノ字山方向を示す道標

一ノ字山三角点

 50mほど行き、雪面に数p頭を出している三角点をあっさりと見つけたが、一面の平坦地でありとてもピークのイメージはない。

 疎林の中を適当に進み縦走路に戻る。三角点から20分ほど行くと《一ノ字山 1336m 安中の山に登ろう会》と書かれた道標が木に括りつけられている。しかしそれは、地形図の1419m標高点付近であり、一ノ字山の位置とは明らかに異なっている。

 ふくらはぎあたりまでの雪を蹴散らし尾根を行くが目印が見当たらなくなるし右側は急斜面となっている。

右側急斜面(帰路撮影)の縁を行く

  左斜面を適当に下ると再び、木々に付けられた赤布などが目につきだす。登山路に戻りわずかに下った辺りの鞍部でひと休み。見上げる先にピラミダルな留夫山が聳えている。

山頂から鼻曲山を望む

 高度差240m、急斜面を一直線に登り返す。雪は深く山頂まで1時間近くを要してしまった。山頂は山名板もなく雑木に囲まれ展望もあまりすぐれないが、鼻曲山や浅間隠山、そして真っ白な浅間山など樹間越に確認できる。

 小さな雪塚の雪を払うとすぐに三角点の所在を示す木柱は現れたが、三角点は気配さえない。食事をしながら木柱付近の雪を交代で30-40pほど掘ると一等三角点が現れた。

雪の下から三角点を掘り起こす

一ノ字山の山頂表示板

鞍部からピラミダルな留夫山を見上げる

関連情報                     アクセスカウンター
地形図
▼長野 (20万)/軽井沢(5)/軽井沢(2.5)
参考HP ▼2006/08/22-登山記録(2006年) - 留夫山