正面に筑波山を見る展望ピーク(画像クリック→拡大)

【丸山、日向山】雑木林と展望の山

山 名  丸山、日向山
山行日  2010年12月23日(休)
アクセス  電車(JR,西武鉄道)
歩行時間  4時間7分(除く昼食休憩)
コース 芦ヶ久保駅→大野峠→丸山→日向山→芦ヶ久保駅
関連情報               アクセスカウンター
地形図
▼1/25,000:正丸峠
交通 ▼大宮7:00⇒7:11南浦和7:19⇒7:37秋津→新秋津7:52⇒7:55所沢7:58⇒9:00芦ヶ久保
JR:\380  西武鉄道:\510  費用計:\890×2=\1,780
参考HP ▼2007/11/12-奥武蔵、丸山-刈場坂峠-正丸峠
行 程
場 所 着時刻 発時刻
 芦ヶ久保駅 9:00 9:08
 国道より分岐 9:28
 大野峠 10:40
 展望ピーク 10:45 11:00
 丸山 11:20 12:00
 日向山分岐 12:38
 日向山 13:08 13:15
 琴平神社 13:28
 観音像裏手 13:45
 芦ヶ久保駅 13:55

  丸山は1000mに満たない奥武蔵の山であるが、山頂からは日光連山や北アルプスまでも遠望できる第一級の展望が得られることで知られている。また、山頂一帯は県民の森として開発され、家族連れでも安心して歩けるコースが数多く整備されている。

 芦ヶ久保駅前の階段を下りて国道299号に出る。これを右折し20分ほど行くと赤谷集落、《大野峠・丸山》の指導標に従い国道と分かれ左の舗装道路を登って行く。

  数分で集落を出外れ、雑木林から植林の路となる。古の峠路なので歩き易く、往古を物語る石仏などが目につくものの、展望のない我慢の歩みが続く。

国道と分かれ左の舗装道を上る

古の峠路

 植林帯の急斜面をジグザグに登り、舗装された林道に出たところが休憩舎のある大野峠。往時の面影は少しもない。林道を横断して左の山路に入り、急坂の階段路をひと登り、格好の休憩地である展望の良い小ピークにつく。関東平野が一望、スカイツリーはもちろん都心のビル群の展望はみごとだ。筑波山を見ながらひと休み。

 展望ピークを後に起伏のゆるやかな尾根路を行く。木々の影が縞模様を映すまことに雰囲気の良い雑木林の散歩路、華やかな紅葉の後のこの時期ならではの風情だ。電波塔の建つT字路を左折すると丸山山頂はすぐだ。

雑木林のプロムナード

丸山山頂の展望台

  コンクリート製の大展望台が頂上を占拠する様は、なんとも無粋ではあるが、台上の展望はすばらしい。間近に大きく武甲山、その右に白石山、甲武信岳など奥秩父の山々、さらにその右に両神山、日光連山と連なる360度の展望はまさに天下一品。

展望台より武甲山と奥秩父の山々

  三々五々、冷たい風を避け陽だまりで昼食をするハイカーたち。昼食を済ませて山頂を後にする。ひと下りすると遊歩道トンネル上の鞍部に出る。そのまま尾根路をしばらく行くとあずま屋の建つ三叉路、右は森林学習展示館を経て金昌寺へ、左の足ヶ久保駅に向かう。

 行く手に両神山から日光連山が見える。ほどなくして車道を横断、正面に両神山を見上げながら雑木林の路を一直線にどんどん下る。

行く手に見える両神山(左)、日光連山(右)

正面に両神山を見て下る

  芦ヶ久保駅へと向かう路から分かれて、右に分岐する日向山への路を行く。薄暗く面白みのない植林帯の路、鳥居を構えた小さな社を過ぎるとほどなく車道に出る。これを左折し数分で日向山への登山路が右に分岐。その100mほど先に木の子茶屋がある。

鳥居を構えた小社

 青空の下、すっかり葉を落とし明るくなった雑木林の尾根路、左に武甲山を見ながら登ると日向山の山頂に着く。とくに見晴らしが開けているわけではない山頂だが、展望盤で伊豆ヶ岳、二子山、武川山を木々の間に確認する。

日向山山頂よりの展望



二子山

伊豆

日向山への尾根路

広々とした日向山山頂を後にする

  山頂を後にゆるやかな下りをのんびり歩いていくと、左に下山路が分岐するT字路、一転ここからは急傾斜の階段路の一気下りとなる。右前方に武甲山が大きく迫る。有害鳥獣防止ネット沿いにどんどん下り、ネットの扉をくぐると琴平神社、そのすぐ先で車道に出る。

一直線の急坂下り

右前方に武甲山を見ながら下る

集落の外れから見下ろす芦ヶ久保駅方面

  車道を数分下ると再び左に山路が分岐する。落葉の降り積もった雑木林の路を下って行くと大きな観音像の裏手に出た。ここから車道となり数分で集落の外れとなり見下ろす先に芦ヶ久保駅が確認できる。そこから5分ほどで駅に隣接した道の駅に着いた。