【戸神山、高王山】展望抜群の三角山

山 名  戸神山、高王山
山行日  2010年11月21日(日)
アクセス  チャーターバス
参加者  17名
歩行時間  ゆっくり歩いて3時間30分程度
コース 登山口→虚空蔵尊→戸神山→高王山→発知ふれあい広場
関連情報                          アクセスカウンター
地形図
▼日光(20万)/追貝(5万)/後閑(2.5万)
コースタイム ▼登山口(バス降車)9:23→虚空蔵尊9:37→登山路分岐9:53→鉱山跡9:58→10:40戸神山11:00→下発知分岐11:11→鞍部11:31→11:47高王山12:30→車道13:05→13:16発知ふれあい広場
参考資料 ▼新ハイキング 2009/03(No.641) 沼田市近郊の低山 戸神山と高王山
▼新ハイキング 2007/12(No.626) 大展望の三角山 戸神山

  関越自動車道を新潟方面に向かうと、昭和IC付近から、前方に小さいながら急峻で円錐型の端正な山容が迫ってくる。これが戸神山、群馬百名山にも選定されている山だ。見た目の形から三角山と呼ばれたり、頂上に石尊祠が祀られているので石尊山とも呼ばれている。

  南浦和を7時に出発、所沢ICから関越道に入り沼田ICで下りる。下山口の“発知ふれあい広場”でトイレなど身支度を整え登山口に向かう。

戸神山(写真中央)入口でバス降車

  “戸神山入口”の大きな道標が立つ、虚空蔵尊への小道分岐でバスを降り、虚空蔵尊へ向かう。小道を200mほど行くと墓地と大きな駐車場がある。マイカーの場合は、ここに車を停めさせていただくようだ。

虚空蔵尊

 鳥居をくぐり石段を上ると虚空蔵尊、お参りをしてその横にある踏み跡を辿ると簡易舗装の林道に出る。登山口から15分ほどで登山路が左に分岐する。傍らに立派な道標が立っている。

林道から登山路分岐

  里山へと降りてきた秋が雑木林を黄色く染めている。落ち葉に覆われた登山路はしだいに岩混じりの急登となる。少々スリルのある岩場の急坂、ちょっとしたアルペン気分を味わいながら、ジグザグに登る。振り返ると沼田盆地越しに子持山や小野子三山が望める。

岩稜帯の急登

ひと休みして振り返る

中腹より振り返り見る子持山、小野子三山

  露岩の目立つ山頂には、石灯籠や石祠が祀られ、御影石の方位盤も設置されている。360度の展望だが、浅間山はまったく見えず、赤城山も中腹まで厚い雲に覆われている。頭は少々雲の中だが武尊山は確認できる。

戸神山山頂、下方は発知谷、後方に武尊山

明るい雑木林の路

  山頂を後にして高王山に向かう。路はなだらかでよく踏まれていて歩きやすい。道標もしっかりと整備されている。10分ほど下ると下発知への路を右に分け、葉を落とし明るく気分の良い雑木林の路を行く。

 高王山の鞍部は林道の終点、広々としている。これを横切り高王山頂に向かう。少し登ると左に戸神山が見える。黄色く色づき高々と青空に伸びるカラマツが美しい。

高王山鞍部、林道終点

高王山中腹のカラマツ林

 高王山頂は広々としている。山頂の案内板によると、戦国時代に山城が築かれていたそうだが今は、テレビ中継鉄塔などに占拠されている。周囲は樹木に囲まれ展望はない。

高王山山頂

  山頂でゆっくりと昼食。下山は、鞍部まで戻ってニュースポーツ広場に下る予定だったが、北にそのまま縦走を続けることにする。踏み跡は判然としないがテレビ中継ケーブルの巡視路に沿っての下山、迷う恐れはないだろう。

踏み跡薄い高王山下山路

発知ふれあい広場(トイレもある)

シダの茂る植林帯を下る

  鞍部付近から稜線を右に折れる。“← 沼田発知中継局”の道標が目印だ。しばらく下るとシダの生える植林帯から沢沿いの路となる。

 山頂から35分、車道に出る。晩秋の山里をゴールの“発知ふれあい広場”に向かう。