旧登山口
旧登山路を下る
山頂まで5分の道標付近
ブナの森
薄らと色づきはじめた自然林
【国見岳】平家落人伝説の五家荘から登る
シリーズ | 日本三百名山 前 次 | |
山 名 | 国見岳 | |
山行日 | 2011年10月9日(*) | |
歩行時間 | 3時間54分(休憩含む) | |
アクセス | 電車、飛行機、レンタカー | |
コース | ゲート→新登山口→新旧分岐→国見岳→新旧分岐→旧登山口→ゲート |
国見岳は、九州中央山地の最高峰であり、熊本と宮崎の県境に位置する。
山は深く、谷あいには、平家落人が定住した五家荘、椎葉荘の秘境である。交通機関は不便であり、マイカーでのアクセスとなる。前日、熊本空港からレンタカーで五家荘に入り、樅木山荘に泊まる。
林道ゲートに7時半頃到着、あいにくの小雨、雨具を着ての出発となる。五勇谷橋を渡り、林道をしばらく行くと新登山口、ガイドブックなどには、「急斜面、すべりやすいので下りには不向き」と書かれている。
新登山口からいきなりの急登、展望のない植林帯の中のきつい登りが続く。1時間ほどで旧登山口からの路と合流。
合流点辺りからは、薄らと色づきはじめた自然林となり、小雨模様がよい情緒を醸しだす気もちのよい路となる。傾斜も緩み、足取りも軽くなる。
熊笹が目立ちだし、やがてブナの巨樹の森へ。大自然の色はますます濃くなり、快適な散歩道となる。
「山頂まで5分」の道標を経て、五勇山方面への路を右に分けると山頂はすぐだ。
一等三角点が埋設された山頂の露岩の上には小さな祠が祀られている。九州の真ん中にあるので、九州の主要な山が見渡せるということだが、残念ながら展望はまったくない。
山頂を後に、新旧登山路出合まで戻り、旧登山路を下る。杉の植林帯を20分ほど下ると林道に出る。のんびりと林道を下りゲート前の駐車スペースまで戻る。
樅木山荘
林道ゲート
新登山口