【野坂岳】敦賀市の最高峰、一等三角点の山
シリーズ | 一等三角点 | |
山 名 | 野坂岳 | |
山行日 | 2010年9月25日(土) | |
参加者 | 3名 | |
歩行時間 | 2時間50分(除く↑1:40、↓1:10) | |
コース | 登山口⇔一ノ岳⇔野坂岳 |
野坂岳は福井県敦賀市、若狭湾の東の端近くに聳える山塊である。敦賀市の最高峰であり、山頂には一等三角点が設置されている。路はよく整備され、急勾配な道も無く、地域と密着した山だそうだ。敦賀富士とも呼ばれ標高914mは、敦賀市の郵便番号の上三桁(914)と同じなのも地元が親しみを覚える所以だろう。
野坂岳登山路(画像クリック→拡大)
登山口の敦賀市立少年自然の家に向かう途中、富士山形の野坂岳を見る。
麓から見る野坂岳
野坂岳登山口駐車場に車を停める。登山口の道標は、野坂山登山口となっている。また、傍らに立つ『野坂嶽大権現由来』の案内板に平重盛が詠んだ「見るたびに富士かとぞ思う野坂山いつも絶やさぬ峰の白雪」と書かれ、その解説もすべて野坂山と記載されている。地形図には野坂岳となっているが、地元では野坂山と呼ばれているのだろう。
登山口駐車場
赤レンガの粉を敷き詰めたような整備過剰の路を登る。しばらくすると沢沿いの路となりほどなく栃の木地蔵の水場つ着く。枝に掛けられている柄杓に汲んだ水が美味しかった。木の間越に若狭湾が覗ける。
登山口
水場を後にすると左に敦賀市街越しに敦賀湾が望めるようになる。行者岩への分岐を過ぎ、気持ちよい自然林の路を行く。根元が曲がっている樹木が目立つ。雪圧をうけて曲がっているのだそうだ。
気持ちよい自然林の路
根元曲がり
平坦地に立つ『一ノ岳』の道標。ピークを予想していただけに一歩の下りもないことに拍子抜け。単なる展望地のようだ。二ノ岳、三ノ岳も同様に平坦地。三ノ岳から5分ほどで山頂の避難小屋前に出た。
一ノ岳付近から敦賀湾を望む
山頂避難小屋
野坂岳山頂
広々とした山頂は、小さな笹に覆われ遠目には、芝生の広場に見える。中央には一等三角点と展望盤が設置されている。北に若狭湾、南には琵琶湖が見渡せる。伊吹山や冠山などその頂を踏んだ山などが望める。山頂は、日差しはあるものの風が強く少々寒い。40分ほどして往路を戻る。