【オプタテシケ山】大雪山系と十勝連峰の接点の山

シリーズ  日本三百名山
山 名  オプタテシケ山
山行日  2010年7月11日(日)
参加者  3名
歩行時間  11時間17分(休憩含む)
コース 登山口⇔美瑛富士避難小屋⇔ベベツ岳⇔オプタテシケ山
             関連情報              
地形図
▼旭川 (20万)/十勝川上流(5)/オプタテシケ山(2.5)
交通 ▼久喜IC⇒郡山JC⇒新潟中央IC \3600(深夜50%off)
▼新潟港⇒小樽港 乗用車(<5m):\20,000 
             旅客:\6,000/人
参考HP オプタテシケ山 - Wikipedia
▼2010/07/11-オプタテシケ山(同行者山行記)
▼2007/06/25-オプタテシケ山
▼2005/08/14-オプタテシケ山
アクセスカウンター
行 程
場 所 着時刻 発時刻
 登山口 04:48
 天然庭園 06:16
 美瑛富士避難小屋 07:52 08:25
 ベベツ岳 09:35
 オプタテシケ山 10:44 11:04
 ベベツ岳 12:00 12:18
 美瑛富士避難小屋 13:04 13:18
 登山口 16:05

 オプタテシケ山は、大雪山系のトムラウシから南西に延びる尾根が十勝連峰に接するところにある日本三百名山の山である。

 さいたま市を7/8 午後8時頃出発、東北道・磐越道を走り途中、磐梯山SAで仮眠、新潟港に7/9 朝7時頃到着。新潟港発 10:30、小樽港7/10 04:30着。白金温泉を抜け、林道ゲート着09:30、予め森林管理署美瑛事務所に確認しておいた鍵番号でゲートを開ける。

駐車場

登山口(登山届けポスト)

 ゲートから2kmほどで登山口、その100mほど先に駐車場があり、10台程度停められそうだ。計画では今日、美瑛富士避難小屋まで行く予定だったが、雨が降っているので明日、日帰りで山頂まで往復することにする。

吹上露天の湯

自然の村キャンプ場

 林道ゲート近くの自然の村キャンプ場のバンガローを予約し、吹上露天の湯に入ったり、富良野のラベンダー畑や美馬牛駅を観光しながら終日過ごす。

  7/11 04:40、昨日確認済みの駐車場に着く。登山口のポストに登山届けを出して直ちに出発。今日は、11時間ほどの長丁場、自分のペースでゆっくりと歩かせてもらう。路はしっかりしていて傾斜もほどよい。

富良野の花畑

天然庭園付近の岩ゴロ路

雪渓

  1時間半ほどで天然庭園、大きな石がゴロゴロした歩きにくい路が続く。雪渓も2ヶ所ほど残っている。路端には、鮮やかなピンク色のツガザクラ、緑色のアオノツガザクラ、ウコンウツギなどの花が今が盛りと咲いている。

 雪渓を抜けた辺りで下山者に出会う。「稜線はすごい風と雨、登頂は無理、諦めて下山する」とのこと。予報では午後から晴れ、登頂はダメかなと思いつつもとにかく小屋まで行くことにする。

美瑛富士避難小屋

石垣山に向かって

  小屋の中は、十数人の登山者で賑わっている。稜線まで様子を見に行ってきたのだろう、雨具を濡らしうんざり顔の人が多い。異口同音に「登頂は無理、稜線は風が強く気温は5度以下だろう」「昨年、トムラウシでの大量遭難の同じ日、この小屋の近くでも一人亡くなっている」など、引き返すことを勧められる。諦めて下山する人もいる。

 軽く食事をして、雨具の上だけ着てとりあえず稜線まで行って様子を見ることにする。小屋前の路をしばらく行くとオプタテシケ山への路が左に分岐する。直進は美瑛富士分岐、美瑛岳への路だ。しばらく行くと、小屋への路が左に分岐している。小屋から直接、ここまで来られたのだ。10分ほどのロスか?

西峰よりオプタテシケ山

 名前の通り一面石を積み上げたような石垣山山頂右下を巻く辺りに来ても雨も風もたいしたことはない。予報どおり天候は回復しつつあるようだ。

ベベツ岳中腹から西峰越のオプタテシケ山

  あたり一面、高山植物の宝庫、ハクサンチドリ、ミヤマクワガタ、チングルマ、イワギキョウ、ウサギギクなどなど競って咲いている。

 コマクサの群生地を経て、ベベツ岳を越え岩礫の急斜面を130mほど下る。帰りの登り返しを思うとうんざりする。ガスも薄くなり多少の遠望も利くようになる。広い鞍部から登り返す。標高差300m、次第に傾斜が増す感じだ。

  西峰を越え小さく下って再び急斜面の登り、青空も姿を現す。ようやくオプタテシケ山頂へ着いた。残念ながら、トムラウシ方面は厚い雲の中、遠望は利かない。山頂で20分ほど休憩し、花を愛でながら往路を戻る。

オプタテシケ山山頂

ルンルン気分で往路を戻るコマクサ咲く路(ベベツ岳山頂付近)