【乳頭山】高層湿原散策
シリーズ | 日本三百名山 | |
山 名 | 乳頭山 | |
山行日 | 2010年7月6日(火) | |
参加者 | 3名 | |
歩行時間 | 5時間3分(除く昼食休憩) | |
コース | 蟹場温泉→大白森分岐→田代平→黒湯温泉分岐→乳頭山→一本松温泉跡→黒湯温泉→蟹場温泉 |
関連情報 | |
地形図 |
▼秋田 (20万)/雫石(5万)/秋田駒ヶ岳(2.5万) |
参考HP | ▼乳頭山 - Wikipedia ▼蟹場温泉 |
行 程 | |||
場 所 | 着時刻 | 発時刻 | |
蟹場温泉 | 泊 | 7:45 | |
大白森分岐 | 8:35 | − | |
田代平 | 9:35 | − | |
田代平山荘 | 9:55 | − | |
黒湯温泉分岐 | 10:23 | − | |
乳頭山頂 | 10:35 | 10:57 | |
一本松温泉跡 | 12:05 | 12:10 | |
黒湯温泉 | 12:30 | − | |
蟹場温泉 | 13:10 | − |
乳頭山は、地形図には烏帽子山(乳頭山)と記されており、十和田八幡平国立公園の南部に位置する日本三百名山の山である。乳頭山から秋田駒ヶ岳一帯は高層湿原が発達しており、高山植物の宝庫として知られている。
蟹場温泉
前夜は蟹場温泉に泊まった。早めの朝食をお願いし、宿の駐車場脇の登山口から乳頭山に向かう。
蟹場温泉 露天風呂
ブナ林の中の路を行く
清々しい朝のブナ林の中、幅広でしっかりと踏まれた登山路を行く。小鳥の鳴き声を耳にしながら順調に高度を稼ぎ50分ほどで大白森からの路とぶつかる。「乳頭山 90分、蟹場温泉へ下り30分」の道標が置かれている。
T字路を右に折れると傾斜はゆるみ少々ぬかるんだ路となる。しばらく行くと岩ゴロの歩きにくい急坂となりひと登りで田代平に出る。
岩ゴロの路
田代平の木道を行く
高層湿原帯に敷かれた木道の両側はワタスゲの群生地。白い毛玉が点々とちりばめられている。トキソウ、ハクサンチドリ、ヨツバシオガマなども咲いている。
孫六温泉への路を右に分けるとほどなく頑丈な2階建ての田代平山荘前を通り抜ける。
木道の両側にニッコウキスゲ咲く前方に乳頭山の頂が見える。路はなだらか、まさに天上の楽園を行くようだ。
田代平山荘
ニッコウキスゲ咲く路の先に乳頭山
黒湯温泉への路を右に分けると山頂までは300m。前方に乳頭山の絶壁を見て山頂に至る。
乳頭山山頂の絶壁
残念ながら厚い雲に覆われ遠望は利かない。軽く食事をして早々に山頂を後にする。
振り返り見る乳頭山
黒湯温泉への分岐まで戻り、黒湯温泉に向かう。雲間に姿を現しつつある秋田駒ヶ岳を前方に見ながらしばらく木道を下る。
前方に姿を現しつつある秋田駒ヶ岳を見ながら下る
やがて階段路の長い下り、樹間越に秋田駒ヶ岳がはっきりと姿を現してりる。
樹間に秋田駒ヶ岳
長い長い階段下り
山頂から1時間余り、一本松温泉跡に出る。湯船は見当たらない。
一本松温泉跡
一本松沢を渡り、沢沿いの路を20分ほど下ると黒湯温泉に出る。車道をたどり大回りして蟹場温泉に戻ったが、孫六温泉経由であれば大幅短縮が可能なようだ。
ゆったりした山並みの高層湿原帯、今度は秋田駒ヶ岳から乳頭山まで縦走したいと心に誓う。
黒湯温泉
ワタスゲ群生地を行く
乳頭山山頂