【高山(日光)】高山を越え、クリンソウの千手ヶ浜へ

山 名  高山(日光)
山行日  2010/06/20(日)
参加者  単独行
歩行時間  4時間50分
コース 竜頭の滝BS→高山登山口→高山→熊窪乗越→熊窪→千手ヶ浜→熊窪→赤岩→竜頭の滝BS
関連情報
地形図
▼日光 (20万)/男体山(5)/男体山(2.5)
交通 ▼東武大宮駅06:23⇒06:44春日部06:54⇒08:26東武日光駅08:36=バス⇒09:35竜頭の滝バス停
▼東武大宮駅〜東武日光駅:\1,160
▼東武日光駅〜竜頭の滝BS:\1,360
参考HP ▼2010/06/21−高山(クリンソウを見たい)
▼2006/06/01−
060601-日光・高山
       行 程     アクセスカウンター
場 所 着時刻 発時刻
 竜頭の滝BS 9:35 9:40
 高山登山口 10:15
 高山山頂 11:30 12:20
 熊窪乗越 12:40
 熊窪(湖畔) 13:10 13:15
 千手ヶ浜 13:50 14:20
 赤岩 15:20 15:25
 竜頭の滝BS 15:50 15:55

 日光の高山は戦場ヶ原と中禅寺湖の間に位置する山である。梅雨のこの時期、ツツジには遅いものの千手ヶ浜のクリンソウは見ごろとのこと。緑豊かな高山を越えて千手ヶ浜に行くことにする。

  東武大宮駅発06:23 春日部で乗り換え東武日光駅着08:26、バスに乗り継ぎ竜頭の滝バス停に8時半過ぎに到着する。

  高山登山口のバス停 “滝上” 一つ手前のバス停 “竜頭の滝” でバスを降り、滝左岸の遊歩道をたどって滝上まで登る。

ミニ吹上の滝(滝上上流)

竜頭の滝

  バス通りに出たところで左折、竜頭橋を渡ったところが高山登山口だ。登山口を確認した後、すばらしい景色にめぐり合えると聞いていたので戻って、滝左岸をさらに遡る。ミニ吹割の滝を思わせる絶景をしばらく堪能してから高山登山口に戻る。

  竜頭橋を渡るとすぐにバス通りから高山登山路が右に分岐する。舗装はすぐに途切れ山路となる。1506mピークを大きく巻きながらほとんど水平に歩く。ところどころに名残のヤマツツジが咲いている。

高山登山路分岐(竜頭橋西詰)

  よく整備された路をトラバース気味にゆったりと登り稜線の鞍部に出る。シロブナ、クロブナの自然林、緑を増した葉裏に抜ける日の光、深山の森の道は行き交う人もなくまさに癒しの空間だ。

深山の森に分け入る

よく整備された登山路

  ヤマツツジは多少目に入るもののツツジには遅すぎたようだ。シロヤシオの花は地面に散乱している。1565ピークを越え鞍部に下るとその先に急登が待っている。

高山山頂

  高低さ100mほどの急登をこなし、傾斜がゆるんでしばらくすると広々とした山頂に着く。展望はないが、10人近いハイカーが休んでいる。少し早いがここで昼食とする。

  山頂を後にし、細かなジグザグを切りながら急斜面を一気に下る。次いで、大きくキックターンしながらトラバース気味に斜面を下り熊窪乗越に出る。

トラバース気味に斜面を下る

  小田代ヶ原への路を右に分け、左の中禅寺湖畔に向かう。スクッとまっすぐに伸びたカラマツ林は見事だ。深い森の中、人影はなく鳥のさえずりが耳に心地よい。しっかり踏まれた路をゆるやかに下って湖畔の熊窪に出る。

カラマツ林

巨木が生える森閑とした湖畔

  巨木が生える湖畔も静かなものだ。ひと休みしながら湖面を眺め、悠久の時の流れを思う。

  熊窪を後に、お目当てのクリンソウを見に千手ヶ浜に向かう。湖畔に沿って設けられたヤマツツジ咲く遊歩道を行く。クリンソウの最盛期の日曜日にも関わらずここも行き交う人はまれだ。

湖面越に男体山を望む

ヤマツツジ咲く湖畔の遊歩道

 噂にたがわず千手ヶ浜のクリンソウは見事だ。スクッと立ち咲く姿を水面に映し群生するクリンソウ、いくら見ていても飽きることはない。さすがにここまで来ると多くの観光客がいる。直接、バスが来ているからだろう。

群生するクリンソウ(画像クリックで拡大)

赤岩から竜頭の滝に向かう湖畔の遊歩道

  立ち去りがたい思いを断ち切り往路を熊窪まで戻り、さらに湖畔沿いに竜頭の滝バス停に向かう。途中、赤岩で遊歩道脇の巨岩に上り中禅寺湖を眺めながら楽しかった一日を思い起こす。