【於茂登岳】沖縄県の最高峰
シリーズ | 新日本百名山 前 次 | |
山 名 | 於茂登岳 | |
山行日 | 2010年1月23日(土) | |
参加者 | 4名 | |
歩行時間 | 往復2時間半程度 | |
コース | 登山口⇔於茂登岳 |
関連情報 | |
地形図 |
▼石垣島・宮古島/石垣島/川平 |
於茂登岳は石垣島中央部に位置する山塊の主峰で標高526m、沖縄県最高峰の山である。1997年に「川平湾及び於茂登岳」として、国の名勝に指定されまた、5年ほど前には岩崎元郎氏が“新日本百名山”のひとつとして選定した山でもある。
レンタカーで、石垣島の南端にある市街地から県道87号線を北に向かう。大本小学校の二・三百メートル先の“於茂登岳”と書かれた大きな道標に従い左折、1・2kmほど先を右折し未舗装の林道を行く。角に“於茂登岳”と書かれた大きな看板が立っている。傾斜がきつくなる砂利道だが、小型車でも不安はない。登山口には6・7台は停められるスペースがある。
登山口駐車スペース
登山口からいきなりうっそうとした森に分け入る。少し行くと「大御岳ぬ清水」と刻まれた碑がある。裏面の碑文によると「生活・農業用水などを恵む御岳の清水に感謝」の念で立てられたようだ。真冬にもかかわらず少し歩くと蒸し暑さを感じ、早々に服脱ぎ休憩とする。
碑のすぐ先の沢に丸木橋が架かっているが、非常に滑り易そうなので飛び石伝いに渡る方がよいだろう。
丸木橋
ジャングルの雰囲気
しだいに亜熱帯性の常緑樹生い茂るジャングルの雰囲気となるがコンクリート打ちされた幅広の登山路、傾斜もゆるやかで歩き易く、道標もこまめにあり不安はまったくない。老大木や畳より大きなシダの葉、白い花を咲かせるナガバイナモリなどが目を楽しませてくれる。
登山路には、標高250m、345m、450mと約100mごとに道標があり励みになる。また、「ここより急坂」、「最後の水場」などの案内板や急坂にはロープが張られるなど整備してくださった方々のご苦労に感謝。
老巨木
電波塔前の広場から山頂めざし藪の中へ
三角点のある於茂登岳山頂
急に目の前が開け、広場の先に巨大なアンテナが現れた。於茂登岳山頂を示す道標があるが実際は、藪を数分ほどかきわけて進むと三角点のある山頂に着く。
山頂より望む桴海於茂登岳
山頂からは、曇天の空の下に海岸線も確認でき、眼下には底原ダム、目前には桴海於茂登岳などの眺望を楽しみ往路を下る。