【アサヨ峰】広河原峠から早川尾根を経て
シリーズ | 二・三百名山 前 次 | |
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山 名 | アサヨ峰 | |
山行日 | 2009年8月5-7日 | |
参加者 | 7名 | |
歩行時間 | 3時間56分、8時間、40分 | |
コース | 広河原→広河原峠→早川小屋(泊)→アサヨ峰→栗沢山→仙水峠→仙水小屋(泊)→北沢峠 |
行 程 | |||
場 所 | 着時刻 | 発時刻 | |
広河原 | 10:55 | 11:15 | |
登山口 | 11:30 | − | |
広河原峠 | 14:20 | 14:30 | |
早川小屋(泊) | 15:10 | 5:00 | |
アサヨ峰 | 8:15 | 8:50 | |
栗沢山 | 10:00 | 10:20 | |
仙水峠 | 11:40 | 12:00 | |
仙水小屋 | 13:00 | − |
立川駅発7:21、スーパーあずさ1号で甲府駅下車、バスに乗り換え広河原バス停着10:55。
アサヨ峰は、鳳凰山から仙水峠へと連なる早川尾根と呼ばれる主稜線上にある。アサヨ峰山頂部付近を除き、深い樹林に覆われた早川尾根は。鳳凰山や甲斐駒ヶ岳の賑わいをよそに静かな山旅ができる。
広河原から南アルプス林道を15分ほど北沢峠方面に行くと広河原峠入口、道標に従い右の山腹に取り付く。
広河原峠登山口
しばらく沢沿いに行く
沢沿いに少し行った後、コメツガやシラビソの巨木に覆われた薄暗い針葉樹林帯の急な登りが延々と続く。センジュガンピ、カニコウモリ、ズダヤクシュなど咲いている。
針葉樹林帯の急登が続く
登り切ると主稜線の広河原峠。展望はない。右へ行くと白鳳峠を経て鳳凰山へ、一休みして左の早川小屋へ向かう。ほぼ水平な樹林の中の路、40分ほどで小屋に着く。とても山奥の小屋とは思えないイカ刺や酢ダコなどの豪華な夕食を16:30頃には食べ終え早々に就寝。宿泊客はわれわれの他は2名のみ。
早川小屋
翌朝は5時出発。左に北岳、後方に鳳凰三山、前方には甲斐駒ケ岳など南アルプスの山々が霧に見え隠れする。右方の雲海には、八ヶ岳が浮かんでいる。
霧に見え隠れする甲斐駒ヶ岳
路端に咲くセリバシオガマやツマトリソウ、トモエシオガマを愛でながら早川尾根の頭、ミヨシノ頭などハイマツの中の岩稜帯の登り下りを繰り返しアサヨ峰に到達。
アサヨ峰に向かってハイマツの中の岩稜帯を行く
広くなった稜線の岩の路を下る。岩間にトウヤクリンドウが目に付く。子連れの雷鳥が岩場に現れる。雨降りの予兆か……。岩の多い路を登り返してアサヨ峰から1時間余りで栗沢山山頂。
栗沢山山頂
岩稜帯を栗沢山に向かう
急な岩場をどんどん下りハイマツ帯から潅木帯に入るとほどなく仙水峠、一休みして仙水小屋に向かう。小屋に着いて祝杯を挙げるが、突然の大雨にあわてて小屋に逃げ込む。『雷鳥と雨』は本当なのか???。
仙水峠を後にして
仙水小屋で祝杯
夕食前には雨も上がり、屋外ベンチでの夕食となる。ここでも刺身などとても山小屋とは思えない料理だが、食べ終わる頃に再び大粒の雨が降り出し、またもや小屋に逃げ込む羽目となった。
前夜、「朝食は4時から」と告げられたので3時に起床するも外は雨降り。今日は、甲斐駒ケ岳に登る予定だったが6時まで待つも好転の兆しはまったく無い。登頂を断念し帰路に着いた。