【愛宕山】山頂の神社は、全国愛宕神社の総本社
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山 名 | 愛宕山 | |
山行日 | 2009年5月28日(木) | |
参加者 | 3名 | |
歩行時間 | 4時間30分(休憩含む) | |
コース | 清滝→表参道→愛宕山→三角点峰→月輪寺→清滝 |
関連情報 | |
地形図 |
▼ 京都及大阪/京都西北部/京都西北部 |
交通 | ▼京都駅⇒清滝 約50分 ¥270 |
関連HP | ▼全国の愛宕山 ▼古典落語 『愛宕山』 ▼ |
行 程 | |||
場 所 | 着時刻 | 発時刻 | |
清滝バス停 | 7:45 | 7:55 | |
登山口(鳥居) | 8:00 | − | |
五合目 | 8:40 | 8:45 | |
七合目 | 9:25 | 9:35 | |
黒門 | 10:00 | − | |
愛宕山(神社本殿) | 10:20 | 10:30 | |
三角点峰 | 10:40 | 10:46 | |
月輪寺 | 11:20 | 11:30 | |
下山口(林道) | 12:00 | − | |
清滝バス停 | 12:25 | − |
愛宕山の山頂には、古くから火伏せ・防火に霊験のある神社として知られ、全国約900社の総本社である愛宕神社が鎮座する。本能寺の変の数日前、愛宕山(愛宕神社)に参詣し連歌会を催した明智光秀は、発句で『ときは今 あめが下しる 五月哉』と詠み、謀反の思いを表したとされている。
また「愛宕山」は古典落語の演目の一つであり、上方ばかりでなく江戸落語としても八代目桂文楽や古今亭志ん朝など多くの演者が高座にかけている。
愛宕山と呼ばれる山は、全国に100座以上もあるがほとんどは標高1000m以下である。今回登る愛宕山の標高も924mではあるが標高差は840mもあり侮れない。
前夜、京都駅前のビジネスホテルに泊まり朝一番のバスに乗る。京都駅前から約1時間、登山口の清滝バス停に8時前に着く。降りたのはわれわれ3人だけ、「新型インフルエンザ騒ぎでお客さんはがた減り、空気を運んでいるようだ」と、バスの運転手さんが嘆いていた。
登山口の鳥居
狭い舗装道を清滝川まで下り猿渡橋を渡ると赤い鳥居がある。『愛宕神社 4.2km』の道標が立っている。その手前で右に分岐する道は、月輪寺コースであり帰路にたどる予定だ。
鳥居をくぐり表参道コースを行く。幾百年もの間、多くの参詣者に踏み込まれた参道は、幅広のしっかりした道だが急登の階段道が山頂まで続く。
幅広の階段道が続く
こんな階段道が多い
茶屋跡(五合目)
表参道には、かつて19軒もの茶屋があったそうで、ところどころにその名残の石垣も残っている。
七合目の茶屋跡休憩所が落語『愛宕山』のカワラケ投げの舞台で表参道コース中、唯一京都市街が見下ろせる場所だ。
黒門をくぐると境内、階段道は続く
黒椚をくぐると境内だが、階段道はまだ続く。社務所前を過ぎ本殿への石段下から右に月輪寺コースが分岐している。
200段以上続く本殿への石段
200段以上の石段を上りお参りをする。本殿脇の広場に『参拝登山 5000回』の石柱が立ち、昨年7月達成の日付が刻まれている。3000回、1000回の石柱は何本も立っている。
ずらりと立ち並ぶ参拝登山 記念石柱
月輪寺分岐(右)、直進は三角点峰へ
石段下の月輪寺コース分岐まで戻る。分岐を100mほど行くと月輪寺への路が右下に分岐する。直進する路は三角点峰へと続く。三角点は愛宕神社の場所より30m以上も低い。展望は開けるもののわざわざ立ち寄るほどのこともなかった。
月輪寺への下山路まで戻るころから雨となる。表参道に比べ階段は大幅に減り歩きやすい。30分ほどで月輪寺に到着、一息入れて樹林の中の道をどんどん下る。瀬音が聞こえるとほどなく林道に降り立ち30分ほどで清滝に戻る。
月輪寺からの下山路