【天上山】頂上大地に広がる多彩な景観

山 名  天上山(神津島)
シリーズ  新・日本百名山      
山行日  2009年5月23日(土)
参加者  22名
歩行時間  5時間16分(除く昼食休憩)
コース 黒島登山口→黒島山頂→千代池→裏砂漠→不動池→天空の丘→天上山→林道終点
関連情報                          アクセスカウンター
地形図
▼三宅島/神津島/神津島
交通 ▼竹芝桟橋〜神津島港 大型客船2等:\ 6,650
                ジェットフィル:\10,540
関連HP 東海汽船株式会社

  天上山は、神津島の中央にそびえ立 つ台状の山。40もの小ピークの最高店の標高は572m。頂上付近一帯の景観は、日本アルプスクラスの稜線を思わせる不思議な顔を持っている。灌木や草原、風化の進んだ大小さまざまな岩が連なり、山頂付近には白い砂漠や天然の池もある。 また、オオシマツツジやマルバシャリンバイ、セッコク、ヒメトケンランなどの花が咲き、NHK-BSの『花の百名山』にも選ばれている。

  5/22 22:00 竹芝桟橋出航、翌日10:00 神津港着、旅館のバスで黒島登山口まで送っていただく。

神津島港で下船した客船『かめりあ丸』

  急斜面にジグザグに刻まれた登山路から振り返り見るたびに太平洋の大海原がどんどんと広がる。見下ろす登山路には続々と登ってくる人の列、眼下には神津島港が一望できる。

続々と登ってくるハイカーの下方に神津島港

  1時間余りで黒島山頂、右に少し下って千代池、火口跡に雨水が溜まってできた池だ。ここで昼食。

千代池

裏砂漠に点在する築山に咲くオオシマツツジ

  広々とした草原の中の細路をしばらく行くと、月面を思わせる荒涼とした砂漠の趣、築山に咲くオオシマツツジが印象的だ。とても標高600mに満たない山域にいるとは思えない。

小ピークが点在する台状地を行く

風化がすすむ露岩帯を行く

  露岩帯を抜け、伊豆諸島が見渡せる新東京百景展望地を経て、龍神が祀られた不動池など次々変わる景観は、まさに天空の楽園。

岩山に囲まれた窪地を抜ける

緑に覆われた岩ゴロの路を行く

  緑に覆われた岩ゴロの路を行くと左下に白砂の表砂漠が望め、しばらくすると三角点ピークに登りつく。数十もの小ピークがある天上山の最高点だ。

  山頂付近から港へと切れ込む神津沢が荒々しい。山頂を後に左側が断崖絶壁の岩場の路を白島下山口へと下る。宿の車が林道終点まで迎えに来てくれた。

天上山最高点(三角点)を後にする

天上山頂付近から神津島港へと切れ込む神津沢

左側が断崖絶壁の路を白島下山口に向かう

 翌日は神津島港付近を散策し、多幸湾よりジェットフォイルに乗り往路の1/3 4時間ほどでで17:00 竹芝桟橋に戻る。