【扇山、百蔵山】富士山展望の2山をつなぐ

シリーズ  山梨百名山   前  
山 名  扇山、百蔵山
山行日  2009年4月16日(木)
参加者  8名
歩行時間  5時間16分(除く昼食休憩)
コース 犬目BS→扇山→大久保山→百蔵山→猿橋駅
行 程
場 所 着時刻 発時刻
 犬目BS 8:55 9:00
 扇山 10:45 11:05
 百蔵山 12:40 13:30
 猿橋駅 15:15 アクセスカウンター

 JR中央線 鳥沢駅付近の北側に、開いた扇のように見える山が扇山、その左にたおやかな曲線の吊り尾根で結ばれた山が百蔵山だ。ともに富士山の展望台として人気のある山である。

  南浦和駅発6:46、四方津駅着8:29、バスに乗りまさに春爛漫、新緑の中を山奥に分け入り登山口の犬目に8:57着。犬目は旧甲州街道の宿場町で、葛飾北斎の『富嶽三十六景』で『犬目峠の富士』が描かれている。

犬目BS(旧犬目宿)

 Tシャツ一枚でも汗ばむほどの暖かさ、扇山山頂まで展望はほとんどないものの路端に咲くジュウニヒトエ、イカリソウ、エイザンスミレなど種々の山野草が楽しめる。

 登山口から1時間半余りで広々した扇山山頂に着く。満開の桜に迎えられたが春霞で富士山が見えないのが残念だ。

山野草の咲き乱れる登山路

扇山山頂

 扇山を後に百蔵山に向かう。大久保山の登り返しまではルンルン気分だがこれを越えると標高差300m以上のものすごい下りがまっている。下っても下ってもまだ下る。それも半端でない急斜面、登り返しを思えば「うんざり」もいいとこだ。

前方の百蔵山に向かい大きく下る

百蔵山山頂

 ちょうど正午に最低鞍部、ここからの登り返しは木の根、岩角に助けられての急坂登り。足を止めれば動けなくなるとばかりに黙々と登り続け、名残の桜咲く百蔵山山頂に12:40到着。三角点の他に山梨百名山標柱や百蔵大明神遺跡碑、大山祇神社碑などにぎやかな山頂だ。

ヤマブキ咲く路を猿橋駅に向かう

  あとは下りが1時間半余り、ゆっくりと昼食をとる。色鮮やかなヤマブキやレンギョウの咲く路をのんびりと下り、山頂から45分ほどで林道終点に着く。あとは、和田美術館前を通り猿橋駅まで1時間ほどの舗装道路歩きとなる。

猿橋駅ホームより望む百蔵山(左)、扇山(右)