【行道山、両崖山】展望と古刹探訪のハイキング

シリーズ  関東百名山             前  
山 名  行道山(ぎょうどうさん)、両崖山(りょうがいさん)
山行日  2008年11月30日(日)
参加者  20名
歩行時間  ゆっくり歩いて3時間程度
コース 浄因寺→石尊山見晴台→大岩山(剣ヶ峯)→大岩毘沙門天→両崖山→織姫神社
関連情報                          アクセスカウンター
地形図
▼ 宇都宮/桐生及足利/足利北部
交通 ▼交通手段:バス   参加費:¥2,500/名
▼往路:大宮駅⇒浄因寺  復路:織姫神社⇒大宮駅
推薦HP ▼2008/04/14:E足利の山:「歴史のまちを望むみち」行道山・両崖山
行道山

足利市HPより

 今日のコースは、栃木県足利市の中央付近を北から南へと連なる標高200〜400m程度の低山を歩きながら富士山や広大な関東平野はじめ足尾山塊や上州の山々の展望が楽しめるとともに、行道山浄因寺、大岩毘沙門天、織姫神社など古刹・名刹など見所の多いハイキングコースである。

 本日の参加者20名、大宮発7:00、東北自動車道経由で登山口の浄因寺境内前着8:40、トイレもあるちょっとした広場だ。

浄因寺参道の石段

  身支度を整え、狭い車道を10分ほど行くと車道の終点に20台ほど停められる駐車場があり、そこから参道の石段上りとなる。杉木立の参道脇には苔むした石仏が点在し、古刹の趣を醸しだしている。石段を上り詰め、山門をくぐると紅葉に囲まれた浄因寺境内に出る。

石仏が点在する浄因寺参道

  境内を抜け崖横の石段を少し上ると不明堂があり、振り返ると紅葉の中に葛飾北斎が浮世絵に描いた清心亭と呼ばれる茶室が眺められる。栃木県の名勝第一号に指定され景観だ。

不明堂より清心亭を望む

寝釈迦像

  不明堂を後にひと登りすると、コースから左に少しそれた岩場の上にたくさんの石仏に囲まれ寝釈迦像が置かれている。南東方向の視界が開け双耳峰の筑波山がはっきりと見て取れる。

寝釈迦像より筑波山(中央やや左奥)

  北から南へ連なる尾根に出ると急に冷たい風を感じる。三等三角点が埋設されている石尊山見晴台からは、浅間山や男体山など雪を被った山々や赤城山、荒船山などの展望がほしいままだ。

  ベンチとテーブルが設けられた大岩山を経て急坂を下ると林道終点の駐車場に出る。ここからは足利市街越に真っ白な富士山がくっきりと見える。林道を外れ山路を少し下ると日本三毘沙門のひとつである大岩毘沙門天に至る。樹齢600年、御神木の杉が見事だ。

大岩毘沙門天

  毘沙門天を後にしばらく車道を行き、再び山路となり何度かアップダウンを繰り返す。切通しの車道を横断してしばらくすると念仏供養尊、ここから急登をひと登り、ようやく両崖山に着いたと思ったが山頂まで0.8kmの道標が立っていてがっかり。両崖山で昼食の予定だったが、ここで昼食とする。

  昼食後、再び小さな上り下りを繰り返し両崖山山頂に着く。山頂には御嶽神社が祀られ、足利城址、タブノキ自生林の解説板が立っている。

両崖山山頂の御嶽神社

  山頂から鳥居をくぐり数分ほど下った展望台からは、足利市街越に都心のビル群がしっかりと見える。また、端正な三角錐の大山はじめ丹沢山塊や秩父の山並みが望める。

展望台より足利市街越に都心の高層ビル群

  足利の街並みを眼下に見ながら岩混じりの広い山路の上り下りを数度繰り返し、縁結びの神様として知られる織姫神社に到着する。待機のバスに荷物を置いて参拝後、帰路につく。

足利市街を眼下に見て岩混じりの路を下る

織姫神社

両崖山めざしアップダウンを繰り返す