【倉見山】富士山展望の山
山 名 | 倉見山 | |
山行日 | 2008年11月20日(木) | |
参加者 | 9名 | |
歩行時間 | 4時間55分(除く昼食休憩) | |
コース | 東桂駅→登山口(墓地脇)→送電線鉄塔→倉見山山頂→相定ヶ峰→あずま屋→展望台→寿駅 |
行 程 | |||
場 所 | 着時刻 | 発時刻 | |
東桂駅 | 9:01 | 9:05 | |
登山口(墓地脇) | 9:26 | − | |
四等三角点 | 10:10 | − | |
鉄塔 | 10:27 | − | |
三ツ峠駅分岐 | 11:04 | − | |
倉見山山頂 | 11:35 | 12:35 | |
南峰(見晴台) | 12:42 | 12:50 | |
相定ヶ峰 | 13:00 | − | |
あずま屋 | 14:04 | 14:13 | |
展望台 | 14:30 | 14:35 | |
下山口 | 14:44 | − | |
寿駅 | 15:00 | 15:03 |
倉見山はその南に隣接する山梨百名山の杓子山に比べあまり登られていない静かな山であるが、富士山の展望は杓子山に負けず劣らず迫力があるという。
富士急行 東桂駅
高尾駅発7:47の電車に今日のメンバー9名が揃う。9:01東桂駅着。
駅前の国道139号を右に200mほど行き最初の信号を左折する。駅から20分ほど行くと右側に2つ目の墓地があり、その角に“倉見山登山口”の道標と案内図が立っている。
墓地脇に倉見山登山口の道標と案内図
墓地の間を抜けすぐに山路に入る。大きな棒葉の枯葉が積もった路をガサゴソと踏みながらわずかに登ると雑木林の中に山の神の祠がある。
山の神
美しく色づいた気持ちのよい雑木林をしばらく行きゆるやかな尾根に出る。ヒノキ・アカマツの植林帯の尾根をしばらくたどると平尾根上に四等三角点が埋設されている。
三角点を過ぎしばらくすると右側に三ツ峠山、左間近に文台山、二十六夜山、振り返り見ると都留の街並みの背後に高川山、その右後には三頭山などの展望が広がっている。
気持ちよい雑木林の路
都留の街並みの後ろに高川山
落ち葉降り積もる心地よい尾根路を行くと送電線鉄塔を経て急登をひと登り、平坦になると路脇に山神と彫られた小さな石塔が立っている。966m標高点辺りだろう。
左手間近に文台山(右)と二十六夜山
石塔を後にしてしばらくすると、枯れた茎の基部に霜柱のような氷の結晶に覆われたシモバシラが目に留まる。私を含め、メンバーのほとんどがはじめて目にするシモバシラだ。みな、身をかがめて写真撮影に夢中となる。
シモバシラ
尾根の左側は気持ちよい雑木林、行く手には、葉を落とした木々の間から倉見山が覗き、右はヒノキ林越に三ツ峠山が大きい。少し下り鞍部で三ツ峠駅へ下る路を右に分ける。
三ツ峠山
1085m辺りからピークを左に巻く。すっかり葉を落とし明い落ち葉の降り積もった路を行く。しばらく続く急登をこなし尾根がゆるむとほどなく倉見山山頂に着く。
葉を落とした木々を通して見える倉見山
倉見山山頂から富士山
正面に富士山が大きく見える山頂は、狭い上に日当たりが悪く少し戻った日溜まりで昼食とする。
南峰より富士山、手前に下山路の堂屋尾根
山頂を後に一旦下り、登り返した南峰に“見晴台”の標識がある。ここからの方が視野広く、裾野を大きく広げた富士山を見ることができる。富士吉田の街並みが俯瞰でき、眼下には下山路の堂屋尾根も一望できる。
堂屋尾根を下る
見晴台から岩っぽい尾根を下り、登り返すと相定ヶ峰。南に直進する尾根路は、向原峠を経て杓子山に向かうが、われわれは、右に曲がって西に向かう堂屋尾根を下る。
自然林の尾根をどんどん下る。やがて保安林改良作業中のアカマツ林帯になり、ふたたび富士山などの展望が開ける。半壊したあずま屋がある鞍部でひと休み、左に向原へ下る路を分け堂尾山富士見台に向かう。
保安林改良作業中のアカマツ林
これまで“寿駅”と書かれた道標が要所にあったが、あずま屋の辺りにその道標が見当たらない。多少、迷いながら目標の送電線鉄塔を目指す。
半壊したあずま屋が建つ堂尾山公園
鉄塔の辺りにも道標はなく、少し下って路が二つに分かれる。一方は尾根筋を登り、他方はこれを左に巻く路だ。結果としてはどちらも“関東富士見百景”の展望台に出るが、尾根筋の路はピークから少し下った先の展望台の少し手前で寿駅への路を右に分けている。
鉄塔目指して
“関東富士見百景”の展望台より
展望台を後にすると、10分ほどで鉄製階段を下り登山口の舗装道路に下り立つ。正面に三ツ峠山を見ながら中央自動車道をくぐり、桂川に架かる笹子橋を渡り、国道139号に出て左に100mほど行きコンビニの後が寿駅だ。
下山口