【盆前山】夕やけ小やけの里山散策
山 名 | 盆前山(ぼんぜんやま) | |
山行日 | 2008年11月9日(日) | |
参加者 | 23名 | |
歩行時間 | 3時間46分(除く昼食休憩) | |
コース | 小津町→盆前山→536峰→589峰→宮尾神社→夕焼小焼BS |
関連情報 | |
地形図 | ▼ 東京/五日市/五日市 |
交通費 | ▼大宮駅7:26⇒8:46高尾駅 \890x2(往復) ▼高尾駅 ⇒ 小津町バス停 タクシー\2,420/台 ▼夕焼小焼バス停 ⇒ 高尾駅 バス \490 |
行 程 | |||
場 所 | 着時刻 | 発時刻 | |
小津町バス停 | 9:25 | 9:40 | |
盆前山 | 10:45 | 11:11 | |
536m峰 | 11:50 | − | |
昼食 | 12:15 | 12:55 | |
589m峰 | 13:05 | 13:10 | |
宮尾神社 | 13:50 | 14:00 | |
夕焼小焼バス停 | 14:05 | 14:47 |
高尾山が“ミシュラン”最高の三つ星観光地に選ばれ年間登山者数250万人と世界一の登山者数を誇るのとは対照的に、盆前山の山行案内には「静かな尾根を踏み跡をさがしながらゆっくり歩きます」とあり、訪れる人の少ない山歩きが楽しめそうだ。
盆前山は高尾山の北北西7kmの辺りにある。1/2.5万地形図に498.1と記された三角点はあるが山名表記はない。山と高原地図:高尾・陣馬(昭文社)には三角点も破線路の表記もない。
JR高尾駅9時集合、本日のメンバーは23名。タクシー5台に分乗し登山口の小津町バス停に向かう。タクシー料金 \2,420/台、4・5人で乗ればバス代と変わらないだろう。身支度を整え、準備運動をして出発。ロータリー風のY字路を左に進み西沢橋を渡る。
西沢橋を渡る
100mほど行くと右にV字に上るガードレールを備えたスロープがある。これを上り30mほど行き左の細路に入る。直ぐにお墓の前に出て、本格的な山路となる。
V字に折れスロープを上る
墓の付近から薄暗く鬱蒼とした樹林帯に分け入る。踏み跡はしっかりついているがいきなりの急登だ。低山にありがちな一直線の登りがきつい。やがて目につきだすモミの巨木などが深山の雰囲気をかもし出している。
踏み跡をたどり盆前山に向かう
入山尾根の向こうに八王子市街が見渡せる
傾斜がややゆるむと右側の展望が開け、刈寄山から連なる入山尾根が見え、右後方には八王子市街も見渡せる。足元にはカンアオイの葉がよく目につく。葉の下を覗くとまれに花を咲かせているものもある。
山頂を後に小さなピークを越え少し下った辺りで尾根から右に大きく下る。直進する路には、横棒が置かれ止められているし、付近の枝には目印のテープが右に下ることを示しているので迷うことはないだろう。
植林帯を抜け雑木林のピークを越え、少し下ってひと登りすると盆前山山頂に着く。三等三角点と八王子市の白杭が並び立ち、後の立ち木に“ボンゼン山 498.1m”と書かれた小さな山名板が括り付けられている。残念ながら、樹林に囲まれ展望はほとんど期待できない。
急降下の上、倒木や雑木が茂りうす暗くやや歩き難い路を鞍部まで下り、北西のピークに向かって標高差100m以上を登る。ピークを越えるとまた急下りだ。少し登り返してコブを直進気味に通過して再度の下り。しばらくすると、先頭の方から「間違えたようだ!」との声が聞こえる。みなをその場に待機させてリーダーとサブリーダーがコブまで戻り、みなを呼び返す。
盆前山山頂
道迷いしたコブ、直進路には横木が
急登、急降下を繰り返す
コブを直進気味に越え北に向かって下ったが、その路は朽ちかけた木で止めてあるように見える。よく見ると左に下る踏み跡が確認でき、少し先には目印の赤テープも見える。この西に向かって下る路が536m峰に向かう路だ。
少し下った後、大小の岩混じりの急登がしばらく続く。536M と書かれ掌大の赤布が枝にぶら下がっただけの 536m 峰に出た。雑木林の明るいピークだが相変わらず展望はない。
露岩帯の急登
536m峰ピーク
鞍部まで下り、また雑木林の中の急傾斜を登り返えし平坦になると色づいた木々の間から刈寄山から東に連なる尾根が望まれる。この辺りで昼食とし、食後、ひと登りすると刈寄山方面からの稜線に出る。ここが 589m峰、本日の最高点だ。
木々の間から刈寄山から連なる稜線を望む
589m峰ピーク、急下りに備え靴紐を締め直す
ここからは下るだけ、靴の紐を締め直して下山にかかる。南東の尾根路をひたすら下る。左の木の間越には、先程歩いたコブを連ねた山稜が望まれる。
麓近くまで下ると宮尾神社に着く。境内には現地出身者 中村雨紅作詞の童謡『ゆうやけこやけ』の石碑がある。Iさんが手近なツツジの葉をもぎ取り、『ゆうやけこやけ』を草笛で奏でる。晩秋の境内に哀愁が漂う。神社から5分ほどで夕やけ小やけバス停に着く。
宮尾神社
更新日:2013/08/23